西内まりや「私は殺せないですよ」 縦型課金ショートドラマ「殺せなかった妻」で、8年ぶりドラマ主演「私自身も結構裏切られる機会が多く…ナチュラルに演じられた」
モデルで歌手、女優の西内まりや(30)が今月配信の縦型課金ショートドラマ「殺せなかった妻」(全55話)で約8年ぶりにドラマ主演することが3日、分かった。夫に不倫され、殺害を企てられる財閥令嬢役。2018年に前所属事務所から独立した自身を強くミステリアスな主人公と重ね「私は殺せないですよ」とPRした。迫真の演技で視聴者をドキドキさせる。 8年ぶりの主演ドラマで西内が難役に挑む。 ショートドラマアプリ「UniReel」で配信される同作は、ビジネスに手腕を発揮する良き夫が実は秘書と不倫を繰り返し、財閥を乗っ取るために妻(西内)の殺害を企てるサスペンス。夫役を笠松将(32)がダブル主演で演じる。 西内にとってドラマ主演は2017年1月期のフジテレビ系「突然ですが、明日結婚します」以来で、ドラマ出演も21年6月のNetflix「全裸監督2」以来。サンケイスポーツなどの取材に応じ「役を通してメッセージを届けられるお仕事はやっぱり素敵」とほほ笑んだ。 14年に歌手デビュー曲「LOVE EVOLUTION」で第56回日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。モデルや女優としても活躍するなどスター街道を走っていたが、17年11月に前所属事務所とトラブルを起こしたと週刊誌に報じられ、18年3月末で事務所から独立。以降はモデル業を中心に活動してきた。 今作で演じた強い主人公は、自身との共通点も多かったようで「何度打たれてもはい上がる強さというのは、今回の役にすごく通じている」としみじみ。 独立後に自身と向き合った結果、心境に変化が芽生えたといい、「お金と権力が全てではない。自分を大切に思う力、信念を持って恥じないような生き方をしていればきっと伝わる」と持論を展開。「殺されかけても死なないという意味で、私もそういった気持ちでいる。私自身も結構裏切られる機会が多くあって、すごくナチュラルに演じられた」と胸を張った。 スマートフォンの縦画面に合わせて作られた縦型ショートドラマは1話当たり1、2分程度で隙間時間に楽しめると中国で爆発的な人気を博し、昨年の市場規模は約374億元(約7900億円)に。日本でも11月に「UniReel」が立ち上がるなど注目を集めている。