政権交代は足元から!西村智奈美衆院議員の考える立憲民主党の強みとは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ
西村氏「私たちも、与党になって政府を作り、考えている政策を実現して、経済を守り、国民の命を守りたいと思っている。やっぱり政権を取りに行きたいんですよね」 西村氏は、数的優位が取れない中、今の民主主義の形や選挙制度の中で、どうやったらルールにのっとって政権が取れるかという点で、立憲民主党は非常によく考えているとコメントします。 一方、7月の都知事選では既存政党全体への政治への不満が見られるという意見もありました。新勢力が出てきてもおかしくない状況が可視化された中、それでも立憲民主党でしかできないことは何でしょう? 西村氏「立憲民主党の使命がなくなるのであればしょうがないと、一方では思う。政権が取れないのであれば使命が終わった、というふうに有権者から判断されるのなら、選挙の結果だから」 西村氏は、新たに出てきた新勢力にはない、立憲民主党の経験についての理解を求めます。 西村氏「立憲民主党は、ある程度の政権を担ってきた。私は副大臣。ほかにも大臣経験者、官邸経験者がいる。そういった人たちがいる、伝統とまでは言わないけれど、経験者がいることで、政権を取ったときこの先どうなるというのがあらかじめわかるのは、うちの党にとっては大きい財産」 政権与党としての経験を持ちながら、今の自民党政権にない視点を持っていることが、立憲民主党の強みだと訴えます。
まずは地方組織の強化から 女性、子育て世代候補をサポート
3年前の代表選で西村氏が話していた「地方組織の弱さが課題」。3年間で変わりましたか? 西村氏「幹事長時代、なんとかやりたいと思っていた。参議院選挙で地方組織の強化に着手できなかった。幹事長になられた岡田氏が地方組織への支援をしてくれた。県連単位だが、それぞれの活動が出来る状態になっていると思う」 組織の強化を図ると同時に、自治体議員を増やすことが重要と力を込めます。 西村氏「首長を取るには今の実力では難しい。自治体議員をどれだけコツコツ選挙の度に増やせるか。自治体議員から国会議員になることを考えると、自治体議員をすごく増やしたい」 この3年間、立憲民主党では女性議員の数がとても増えています。 西村氏「たくさん立候補している。参院選もそうだが、女性の当選率、成績がよい。候補者の支援、メンターや研修、ケアラーに対する支援を行っていて、問い合わせもある。支援があるならできるかなと、説得材料にもなるし、割とみんな当選している」 党内のジェンダー議論を牽引してきた西村氏。女性の強さの源泉は? 西村氏「みんな個性的だし、目指しているところははっきりしていて。長いものに巻かれようと言う人はそもそもいないし、地域社会の中で『これっておかしいんじゃないか』という意識から立候補してくれているので、みんな骨太です」 現在、立憲民主党では女性候補に次のような支援を行っています。 ・候補への支援制度 ・女性に対する公認料を上乗せ ・貸付金制度(貸付をして、当選したら少しずつ返済。落選の場合は返済義務なし) ・メンター制度(国政選挙ではひとりずつ女性議員がつく。自治体議員は数が多いので、グルーピングしてメンターを割り当てる) ・ケアラー支援(保育園の送り迎えに補助) ケアラー支援制度は、男性の候補者からの問い合わせが多いのだそう。 西村氏「女性候補のメニューとして用意したんだけれど、お話を伺うと送り迎えは常に男性がやっていたので、補助することを決めました。そうしたら、いつの間にか利用者の数が逆転しました(笑)」 女性候補者の支援については統括の立場を務める西村氏も、思わぬ反響にうれしそうです。 ※支援制度について、詳しくは立憲民主党へお問い合わせください。