プラマックの　ホルヘ・マルティン

　ホルヘ・マルティンの所属するプラマックのチームマネージャー、ジーノ・ボルソイは、既に4年目を迎えているマルティンがチームに留まるのは今年が最後だろうということを、改めて示唆した。 　マルティンは2021年にプラマックからMotoGPクラスにデビュー。その年のオーストリアGPで勝利するなど、マルティンはドゥカティ陣営の中で存在感を放った。 　2023年シーズンにマルティンはファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤとタイトル争いを展開。最終戦までタイトル争いはもつれ込み、結果的にマルティンはランキング2位でタイトルを逃した。 　これまでに通算5勝、スプリント10勝の実績をあげてきたマルティンは、2025年のファクトリーシート獲得を目指すことを何度も口にしており、来シーズンに向けた去就が注目されている存在だ。 　プラマック側もマルティンが2025年にドゥカティファクトリーへ昇格するか他チームへ行くかは別としても、2024年がプラマックで過ごす最後のシーズンになると示唆してきたが、シーズン開幕後に再びその見解を繰り返した。 「我々がドゥカティのプロジェクトの一部であることは言うまでもない」 　プラマックのボルソイはそう語った。 「プラマックはジュニアチームと言うべきか、若手ライダーが通過するチーム、もしくは一定の経験のあるライダーが評価を受けファクトリーチームへ移るためのチームとして生まれた」 「それがプラマックが始めたプロジェクトだ。そしてそれが今でも私達がドゥカティや最新マシンと素晴らしいつながりを手にしている理由だと思う」 「マルティンが来年のプロジェクトには参加しないと言われているのだろうか？　個人的には、好むと好まざるとにかかわらず、ホルヘとプラマックの旅は少し終わりを向かえていると思う」 「MotoGPのキャリアもここで始めて、4年間やってきた。長くここにいるんだ」 「次のステップはドゥカティであろうとなかろうと、ファクトリーチームのバイクを使うことだ。彼は自分が最速ライダーのひとりであること、ペッコ（バニャイヤ）と同等かそれ以上の速さかもしれないことを証明し続けてきた。今年素晴らしいシーズンを過ごせるかは別として、彼は来年ファクトリーチームのバイクを手にするに値する存在だ」