中学受験で親子の絆を深めた2組の対談!成功の鍵は「ストレスケア」と「愛情表現」
笑いあり涙ありの「幸せな中学受験」を経験した2組のご家庭によるスペシャル対談が実現!
参加してくださったのは、連載『ぎん太の家族とおうち勉強法』でお馴染みのぎん太くんママと、最愛の息子が最難関校に挑む様子を克明に綴ったTwitterが大反響を得て、書籍『君とパパの片道列車』が大ヒット中の灘中までの道さん(40代パパ、以下「灘中さん」)です。 過酷な中学受験を「幸せな体験」にできた “真逆”な教育方針の家庭2組に共通するものとは?
第2回目のテーマは、「親子のストレス発散方法」について。山あり谷ありの受験生活を乗り越える方法をお聞きしました!
電車時間とTwitterでほどよく息抜き
――灘中さんのお子さんは中学受験をされるくらいですから、さぞかし最初から頭がよかったのでしょうか? また、教育熱心なご家庭だったのでしょうか? 灘中さん:いえいえ、実はもともと私は子どもの勉強にはノータッチな親でした。常に夜遅くまで仕事でしたし。だから学力についても正直、中学受験をするまでは把握していなかったのですが、学校の宿題こそやっていたものの受験を意識してドリルなどはしていなかったようです。ただ、うちは妻が中学受験を提案してくれて息子もどんどんのめり込んでいったので、そんな2人に影響されて伴走するようになったという感じですね。 ――残業が当たり前の毎日から、定時帰宅で息子さんの塾の送り迎えをする生活へ…大きな変化ですね。灘中さんご自身、どのようにモチベーションを保っていらっしゃったのでしょうか? 灘中さん:やはり通塾の電車時間が息子との大事なコミュニケーションの機会であり、大切なひと時でしたね。15分くらい暗記物やことわざなどを一緒にやって、その後は45分か1時間くらい息子と2人きりで電車に揺られる訳なんですけど、そこが私たち親子にとって一番の気分転換になっていたと思います。その時の様子は、本に詳しく書きましたが。 ぎん太くんママ:私も本を読ませていただいて、灘中さんと息子さんの電車のシーンがすごく好きです! 灘中さん:ありがとうございます。やっぱりわが家の中学受験って、あの電車時間が象徴的だったんだなと思います。本のタイトルもそれに寄せてもらえて、嬉しかったですね。あとは、Twitterもストレス発散になったかな…。 ぎん太くんママ:日々の出来事を詳細に記録されていますよね。ご自身の記録用に始めたんですか? 灘中さん:それもありますが、私以外にも同じ年に中学受験をする親御さんがTwitterにいてフォローし合いながら情報交換などをしている世界があるんですよ。特にうちは遠距離通塾という点で珍しかったようで注目してもらえたのかなと思います。 ぎん太くんママ:私自身はTwitterをはじめネットには疎いんですが、周りの保護者界隈でもチェックしている人がいて、たまにランチをすると「このブログ面白いよ!」って中学受験をしている人のSNSやブログを教えてくれるんですよ。灘中さんのツイートに助けられた人もいっぱいいたでしょうね。 灘中さん:自分の知っていることは可能な限り書いていました。お得な情報とか、ここに気をつけているよというところまで。フォロワーさんと直接顔を合わせることはありませんが、同じ中学受験に挑む者同士として連帯感を感じました。