政府、英紙報道に申し入れ イワシ漂着と処理水絡める
外務省の小林麻紀外務報道官は13日の記者会見で、英紙デーリー・メールが北海道函館市の海岸に死んだイワシが大量に漂着したことを東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出と関連づけて報じたことを巡り、在英日本大使館を通じ同紙に申し入れをしたと明らかにした。「科学的根拠に基づかない報道で、誤解を生じさせ不適切だ」との趣旨を伝えた。 小林氏は「処理水の海洋放出後、モニタリングで一切異常な数値は検出されていない。放出が安全に行われていることが科学的に確認されている」と強調。「誤解が広がらないよう、さまざまなルートで繰り返し説明していく」と述べた。