阪神・才木、ビッグマウスに拍車〝藤井七冠超え〟来季8冠へ「圧倒的な結果を出したい」 開幕前の〝大谷斬り〟で勢いに乗れるか
阪神・才木浩人投手(26)が8日、甲子園球場で行われた「日本将棋連盟×阪神甲子園球場100周年記念対局 藤井聡太竜王・名人vs羽生善治九段」のトークショーに特別ゲストとして参加。将棋好きで知られる虎の新エースは初対面の藤井七冠に刺激を受けたか、持ち前の〝ビッグマウス〟にさらに拍車がかかった。 【写真】仲よくかき氷を食べる阪神・村上頌樹と才木浩人 「将棋では先のことや相手の出方を考えたりする。(野球では)全然生かせている投球スタイルではないけど、考えることはすごく生きる」などと語った才木。谷川浩司十七世名人から初段の免状も贈られるなど楽しい時間を過ごしたが、本業の話題も忘れていない。 「今年はタイトルを取れなかったんで、来年は取りたい。全部、ひとつ残らずです! それくらい圧倒的な結果を出したいんで、しっかり練習していきたい」。最多勝など投手4冠をはじめMVP、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、今季該当者なしだった沢村賞まで、藤井七冠を超える堂々の8冠取り宣言だ。 来季を伝説のシーズンとするための試金石がある。開幕前の来年3月16日に東京ドームで、大谷翔平投手(30)を擁する米大リーグ・ドジャースと行うプレシーズンゲームだ。昨年3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前の強化試合で侍ジャパンと対戦した才木は、得意のフォークを大谷に膝をつきながら特大の本塁打にされている。格好のリベンジの場となる今回、すでに藤川監督に先発を指名され、「(大谷は)王将の王将でしょ! ありがたいし、僕のモチベーションにもなる。どう投げるかはまだ先のことなんで…。いいカーブが投げられたらいいなと」と腕撫しているのだ。 この日の藤井七冠は激戦の末に〝甲子園初白星〟を逃したが、才木は幸先よく〝大谷斬り〟で勢いに乗り、101年目の聖地で連戦連勝といきたい。 (岩﨑正範)