福本豊氏が巨人・オコエに期待 打撃を柔らかくしてスピードを生かせ
◆JERA セ・リーグ 阪神0―1巨人(24日・甲子園) オコエが突破口を開いた。両チーム無得点の5回1死。1ボール2ストライクからの6球目、及川の真ん中低め126キロのスライダーを左前へ運んで出塁した。続く泉口の3球目に二盗を決め、左前安打で生還した。 * * * * * 5回の1点はオコエの盗塁が効いた。1死一塁。作戦が盗塁かエンドランか分からなかったほど、スタートは良くなかった。それでも二塁をセーフにした。このスピードはやはり見るべきものがある。阿部監督の機動力野球にマッチする能力がある選手。チャンスをもらっている今、一気にレギュラーを取らなくてはいけない。 課題は打撃。2安打したが、まるでロボットみたいにフォームの動作が硬い。柔らかくテイクバックして、上手にタイミングが取れるようになれば、出塁率が上がり、武器の脚力も生かせる。
報知新聞社