どんな団体なのか知ってる? 「日本二輪車オークション協会」の実態とは
さらに、二輪自動車公正競争規約の普及活動にも力を入れています。これは、規約に基づいたバイク販売の表示ルールである、一般消費者にわかりやすい販売価格や品質などの情報提供と不当な表示を禁止するもの。 これらの活動を通じて、安心で信頼される二輪販売を目指し、自動車公正取引協議会会員店の普及および指導を実施しています。 また、オークション会場における月単位の出品台数および制約台数などの集計や調査、バイクの防犯についての研究調査、オークション運営に関する幅広い活動も実施。 2017年1月16日より、JABA加盟オークション会場の会員バイクショップを対象に、中古バイクの走行距離について照合できる「走行距離確認サービス」の提供も開始しています。 これは、パソコンやスマートフォンなどから、車体番号と走行距離を入力するだけで24時間365日いつでも照合できるサービスで、照合の結果は以下の4区分で表示されます。 1.異常なし → 走行距離に異常がみられない場合 2.メーター交換歴車 → 過去にメーター交換がされているが走行距離に巻き戻し等の異常がみられなかった場合 3.走行疑義車 → 走行距離メーターの交換や走行距離に巻き戻しをした記録はないが、車両の状態からメーターの表示値が正しいとは判断できない場合 4.減算車 → 走行距離に巻き戻しがみられた場合
このように、中古車をいつでも安心して購入できるように、さまざまな活動を通じてバイクユーザーを支える事がJABAの主な活動。 ちなみに、走行距離確認サービスを導入しているバイクショップは、JABAの公式ホームページから確認することができます。 JABAのほかにもバイク業界の発展などを目的として設立された組織がいくつかあります。 たとえば「日本二輪車普及安全協会」は、バイクメーカーや卸販売業者、関連団体などで構成された一般社団法人で、バイクユーザーが安全かつ快適にバイクライフを過ごせる環境づくりを目指して活動している組織。 また「中古二輪自動車流通協会」は、中古バイクの販売や流通をおこなう企業や店舗で構成される一般社団法人で中古二輪車の公平公正な流通と中古二輪車に関連する企業や人々の幸福を追求し、消費者保護や啓蒙活動をおこない、業界の発展と社会貢献を目的としています。 そのほかにも、東日本大震災をきっかけに発足された「日本二輪自動車推進協会」は、二輪車のあらゆる可能性を探求し、二輪車だからできる社会貢献とその普及推進をめざす団体です。 「日本二輪車文化協会」という団体もあり、この団体はバイクユーザーや業界の環境の向上をめざし、さらに日本のオートバイ文化を確立させるために立ち上げられた一般社団法人です。
Peacock Blue K.K.