外来魚「コウライオヤニラミ」大淀川でまん延 宮崎県都城市で急拡大、生態系脅威
都城市の大淀川支流で2017年に国内で初めて確認された外来種の肉食魚「コウライオヤニラミ」の生息域が、同市のほぼ全域に広がっていることが、京都大などの調査で分かった。昨年5月に採取した55地点の川の水に残るDNAを調べ、39地点(71%)で確認。同大学の担当者は「予想を上回るスピードで増え、すでに『まん延状態』。決して持ち出さないで」と呼びかけている。コウライオヤニラミは17年に萩原川、21年に沖水川で生存を確認。その他の水域の状況は不明だった。
宮崎日日新聞