トッテナム戦を控えるフラム指揮官はスミス・ロウら元アーセナル組の活躍に期待? 「おそらく彼らの試合に対する気持ちは違うだろう」
勝てば大きく順位を上げることができるフラム
プレミアリーグ第13節でトッテナムとの試合を控えているフラム。指揮官のマルコ・シウバはこの試合で元アーセナル組の奮起を期待するコメントを残した。 8位トッテナムと12位フラムの試合になるが、両チームの勝ち点差はわずか「1」。他のチームの結果次第だが、フラムは勝てば一気に7位にまで順位を上げることができる。そんな重要な一戦でフラム指揮官が期待を寄せるのが、アレックス・イウォビ、エミール・スミス・ロウ、リース・ネルソンらアーセナルのアカデミー出身の選手たちだ。 フラムもロンドンに本拠地を置くクラブで、トッテナムとの今節はロンドン・ダービーとなるが、トッテナムとより強いライバル関係にあるアーセナルで育った選手らには特別強い思いがあるだろうと、マルコ・シウバは語り、それをエネルギーにしてほしいと考えている。 「私はエミール、リース、アレックスの誰ともこの件について話していない。でもおそらく彼らの試合に対する気持ちは違うだろう。トッテナムのファンからの彼らに対する反応も、おそらく私やケニー・テテ、イッサ・ディオプに対する反応とは異なるだろう」 「もしそれが彼らに新たなレベルのモチベーションを与えることができるのであれば、それは私たちにとって良いことだ。彼らは今フラムにいて、私たちのために本当に一生懸命戦ってくれている。彼らは、キャリアのこの時期にこのクラブの一員であることを誇りに思っていることを私は知っている」(『Mirror』より) さらにベルント・レノも元アーセナルでありフラムには多くのアーセナル出身の選手がいる。元アーセナル組やレンタル移籍中のリース・ネルソンにはアウェイで行われる今節、トッテナムサポーターから特にブーイングが浴びせられることが考えられるが、それを力に変えてほしいとマルコ・シウバは考えている。 トッテナムにとっても上位陣との勝ち点差を縮めるチャンスであり、負けられない試合となるが、フラムを引っ張る元アーセナル組はチームを勝利に導けるか。
構成/ザ・ワールド編集部