Moto3ポルトガル決勝|接戦を抑えきってダニエル・オルガドが優勝。日本勢最上位は13位鈴木竜生
アルガルヴェ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第2戦ポルトガルGPが行なわれた。Moto3クラス決勝で勝利したのは、ダニエル・オルガド(Red Bull GASGAS Tech3)だった。 【リザルト】Moto3ポルトガルGP 決勝レース結果 Moto3クラスでは2024年シーズンも日本人ライダー3名が参戦。ただいずれもポルトガルGPでは苦戦しており、予選最上位が山中琉聖(MT Helmets MSI)の17番手、鈴木竜生(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)が20番手、古里太陽(Honda Team Asia)が21番手と中団から後方のグリッドにとどまった。 レースはポールシッターのホセ・アントニオ・ルエダ(Red Bull KTM Ajo)が好スタートを切って先行。オルガド、ダビド・アロンソ(CFMOTO Aspar Team)、ジョエル・ケルソ(BOE Motorsports)と上位グリッドのライダーが続いた。 なお1周目には日本人ライダーの山中がターン9で転倒。ここでリタイアとなった。 トップグループは10台近くが連なる縦長の集団となった。先頭を走るルエダも後続を大きく引き離すことはできず、オルガドやケルソ、アロンソなどがそのすぐ後ろでチャンスを虎視眈々と狙った。 6周目にアロンソが動き、オルガドを抜いてルエダの後ろ2番手に浮上。そしてアロンソはルエダへと仕掛けるタイミングを探っていたが、オルガドにやり返され3番手に後退した。そしてアロンソは9周目のブレーキングミスもあり、イヴァン・オルトラ(MT Helmets MSI)にも追い抜かれ4番手となった。 レース10周目、ペースの落ちてきたルエダを、アロンソがオーバーテイク。息切れし始めたルエダはその後、3番手までポジションを落としつつも、先頭のアロンソとオルガドに食らいついた。 一度先頭に浮上した後、アロンソは2番手以降に対して差を広げていこうとする走りを続けていたが、ラスト5周でオルガドに捕まって追い抜かれてしまった。 オルガドはラストラップ、2番手に浮上してきたルエダとの一騎打ちに。ルエダにはホイールトゥホイールの距離でプレッシャーをかけられたが、これを抑えきってオルガドがトップチェッカー。今シーズン初優勝を挙げた。 2位はレースの半分で先頭を引っ張ったルエダだ。3位はアロンソを下したオルトラが続いた。4位は一度先頭を走りつつも、終盤にポジションを落としたアロンソだった。 日本人ライダーは鈴木が最上位となる13位でポイントを獲得。古里が18位となり、山中は序盤の転倒リタイアでレースを終えた。
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