【定年まであと数年】定年後の生活に備えて今やっておいたほうがよいことはありますか?
定年が近づくと、定年後の生活を意識する機会が増えるでしょう。定年前とは異なる生活スタイルになるため、早めに計画を立てて準備しておくことをおすすめします。そうすることで、より充実した老後を過ごせる可能性が高まります。 本記事では、定年後の生活に備えて、やっておいたほうがよいことを紹介します。定年が近づいている方や老後の準備を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
資金計画を立てておく
定年後に備えて、資金計画を立てておくことが大切です。具体的な資金計画があれば、取り組むべきことが明確になり、老後の資金に関する不安を軽減できる可能性があります。そのためには、老後に受け取れる年金額や老後のための資産、退職金などを整理する必要があります。 参考までに、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は月に14万4982円(基礎年金月額含む)でした。 また、厚生労働省(中央労働委員会)の「令和3年賃金事情等総合調査」によれば、満勤勤続で退職金の平均受取額は、大卒で2230万4000円、高卒で2017万6000円でした。 年金額や退職金、貯金などは個人差があるので、自身の受給額や保有額を確認し、早めに資金計画を立てることが重要です。よい計画がよい定年後の生活につながることも多いため、定年後のための優先順位が高い行動として考えましょう。
健康に気をつける
定年後に充実した生活を送るためには、健康に気を使うことが重要なポイントです。健康が損なわれると、満足のいく老後生活を送ることが難しくなる可能性が高まります。 厚生労働省の「令和4年簡易生命表の概況」によると、平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳です。60歳が定年の場合、定年後の期間は20年以上にも及びます。また、厚生労働省の「e-ヘルスネット」によると、健康寿命(2019年)については男性が72.68歳、女性が75.38歳です。 健康で充実した老後を過ごすためには、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心掛ける必要があります。これらの要素は、健康を維持するうえで重要です。 将来を見据えて目標を設定し、今のうちから健康的な生活を送りましょう。「1日3食栄養バランスの取れた食事をとる」「1日30分散歩をする」「6時間以上睡眠を取る」などの目標を立て、自分のペースで実践していきましょう。