阪神・青柳はローテの一人として十分に投げていける 23日から広島3連戦、最低でも勝ち越せるように 井川慶氏が指摘
「阪神2-5ヤクルト」(22日、京セラドーム大阪) 阪神がヤクルトに競り負け3連勝はならなかった。1-2の八回2死から大山の13号ソロで同点。だが、九回は4番手・桐敷が3失点と誤算だった。青柳は5月31日・ロッテ戦以来の先発で6回2失点(自責1)。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「ローテの一人として十分に投げていける」と評価。23日からの広島3連戦に向けて「最低でも勝ち越せるように」と指摘した。 ◇ ◇ 試合には敗れましたが、前向きな材料としては青柳投手のピッチングでしょう。全体的にボールの強さを感じましたし、いい意味で荒れるところもあったので、打者にとって打ちづらい投手として投げられていました。 初回に満塁のピンチを招いたところを見て、不安定に感じた方もいるかもしれませんが、立ち上がりは誰であっても難しいもの。結果としてゼロで抑えきったことに価値があり、評価すべきところだと思います。今後、どういった形になるかは分かりませんが、負けられない試合が続く中でも、ローテの一人として十分に投げていけるのではないかなと思います。 阪神としては23日から、首位・広島との大事な3連戦です。5ゲーム差で迎える形となりましたが、まずは気持ちの上で切り替えて戦うことが大事でしょう。例えば九回に打たれた桐敷投手は、これで今季のヤクルト戦での対戦防御率が12・86となり、非常に相性が悪いですが、広島には0・00です。こういった相性というのはあるものなので、チームとしてもこの日の敗戦を引きずることなく、優勝に向けて、最低でも勝ち越せるように戦ってもらいたいです。