【プレビュー】開幕連勝をかけた“オレンジダービー”。清水がはねのけるか、愛媛が驚かすか | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J2リーグが3月2日から3日にかけて第2節を開催。IAI日本平スタジアムでは清水エスパルスと愛媛FCが対戦する。
2016シーズン以来の“オレンジダービー”だ。今季こそはJ1昇格がミッションとなる清水エスパルスと、3年ぶりにJ2の舞台に戻ってきた愛媛FCと顔を合わせる。舞台はIAI日本平スタジアム。両チームのファン・サポーターで“オレンジ一色”に染まるゲームを制するのはどちらだろうか。 クラブ史上初めて、2シーズン連続でJ2を戦う清水は、秋葉忠宏監督の下、昨季の悔しさを知る選手たちを多く残し今季をスタートさせた。その開幕戦はアウェイでロアッソ熊本と対戦。前半に先制点を許す形でゲームは進んだが、後半に2ゴールを奪い逆転勝ち。とにかく勝利が必要だった一戦で最もほしかったものを手にした。 ホーム開幕戦となる今節は、連勝はもちろんのこと、内容面でも成果をつかみ、スタートダッシュを果たしたい。GK権田修一を中心とした守備陣は無失点で抑え、乾貴士や北川航也が軸となる攻撃陣は狙いとする攻撃を発揮したいところだ。 おそらく愛媛はチャレンジャー精神全開で臨んでくることだろう。昨季もそうだったように今季も清水に対してひと泡吹かせようと挑んでくるチームが多いのは間違いない。そんな相手をここでしっかりとはねのけ、残り36試合につながる強さを植え付けたい。 昨季のJ3を制して、J2に戻ってきた愛媛は、石丸清隆監督が率いて今季で3年目。主力の顔ぶれもほとんど変わりがなく、チームとしての成熟度は高い。この2年で積み上げてきたサッカーを、どれだけ発揮できるかが問われるゲームとなりそうだ。 開幕戦はホームにブラウブリッツ秋田を迎えると、前半に窪田稜が決めた1点を守り切り勝利。幸先のよいスタートを切ることに成功した。その勢いのまま今節も臨みたいところである。 相手は昇格候補筆頭の清水であり、力の差があることは否めないが、見方を変えれば、思い切りぶつかれる相手であり、真っ向勝負を挑むことで見えてくるものも多いはずである。もちろん、我慢強く戦い、スタイルを貫ければ勝機も十分にあるはず。最前線にいる背番号10の松田力を先頭に果敢に攻撃を仕掛けたい。