下北沢の街を「月」と「ウサギ」が照らす。「ムーンアートナイト下北沢2024」が9月13日~29日に開催
中秋の名月の夜空の下でアートと街歩きを楽しむ
シモキタの街を舞台に、「月」をテーマにしたアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2024」が、9月13日~29日まで開催される。 中秋の名月の夜空の下、街歩きを通じて気軽に芸術を楽しむことのできる「ムーンアートナイト下北沢」。2022年に初開催され、昨年は約40万人が来場した。3回目となる今回は、企画に賛同した地域の団体の数が、昨年の倍となる約70、総企画数も約90に増え、さらにパワーアップ。シンボル作品である「月」と「ウサギ」のパブリックアートを含む、5組のアーティストによる作品展示や、各店舗での特別イベント、限定メニューの提供、NFTスタンプラリーなど多様なコンテンツが企画されている。
直径7mの「月」や、巨大ウサギのパブリックアートが今年も登場
シンボル作品として3年連続で登場するのは、「下北線路街 空き地」に展示される直径7mの《Museum of the Moon》と、「しもきた商店街内 道路予定地」に展示されるウサギの姿を模した《Intrude》だ。 初年度からSNSなどで大きな話題を呼んだ《Museum of the Moon》は、イギリスのアーティストであるルーク・ジェラムによる作品。NASAの月面写真をもとに、クレーターの細部まで表現された「月」が、今年も下北沢の街を照らす。こちらも初年度から展示されている《Intrude》は、オーストラリアのアーティスト、アマンダ・パーラーによるもの。昨年とは展示場所を変え、今年も巨大なウサギが街中に現れる。
普段は入ることのできない場所での作品展示
BONUS TRACKの隣接駐車場には、日本初展示となるオーストラリアのアーティストユニット、Atelier Sisu(アトリエ・シス)による月虹を連想させるアーチ状の作品《Elysian Arcs》が登場。Atelier Sisuは、「六本木アートナイト2024」(9月27日~29日)にも参加するアーティストだ。 普段は入ることができない有料会場の「東北沢駅屋上」では、ベルリン在住のアーティスト、三家俊彦が手がける鏡面のアルミシ-トで作られた精巧な植物による「光り輝く庭」を鑑賞できる。無機質なコンクリート空間である「世田谷代田駅地下」では、アメリカのWade and Letaによる、太陽系のビッグバンから着想を得た躍動的な光とオブジェの作品が展示される。