この1台に全部盛り! DJI「OSMO POCKET 3」を2カ月使ってみた
シリーズ第3弾となり大幅に進化したDJI「OSMO POCKET 3」。実際に購入し、2カ月使ってみたフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビュー致します!
“ブレ知らず”のVlogカメラ
3年ぶりに行動制限のないお正月。旅行に行かれたオヤジたちも多いでしょう。今回は、そんな旅好きな皆さんに超オススメなVlogカメラのご紹介です! ドローンの世界的リーディングカンパニー「DJI」から昨秋発売された「OSMO POCKET 3」は、手のひらサイズなのに超強力な手ぶれ補正が効き、夜間撮影もめちゃくちゃ綺麗なんです。ここでは、約2カ月さまざまな場所で撮影してきたフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビュー致します!
直感的で、片手操作ができるんです
まずはVlogカメラ初心者でも簡単に操作できちゃうその使用感を見ていきましょう。本モデルは「OSMO POCKET 2」のコンパクトさはそのままに、1.08インチのタッチスクリーンから約2倍の「2インチ」スクリーンにアップグレードされています。片手でグリップを持ったら指でスクリーンを回転させるだけで電源オンとなり、即撮影開始。スクリーンを元に戻せば2秒で自動的に電源オフと直感的に操作することができます。
また電源オフと同時に自動でジンバルが格納状態になるので、そのままケースやカバンやポケットにしまうことができます。スクリーンはスワイプにも対応したタッチパネル式で、撮影パラメーターの設定やプレビュー画面の確認などもカンタンです。面倒な取扱説明書を見なくても誰でも簡単に撮りたいその”瞬間”を逃しません。
強力手ぶれ補正&高画質映像
撮ってみてまず感動したのが強力な「手ぶれ補正」と「画角の水平維持」。ドライブ中の車上など、振動とスピードを伴うシーンで撮影してみましたが、映像は乱れることなく常に水平で安定していました。これは「OSMO POCKET 3」が誇る“3軸メカニカルスタビライズ機構”のおかげで、横(パン)・縦(チルト)・回転(ロール)と、ダイナミックな動きを伴う撮影時にもぶれずに滑らかな撮影が可能になります。どんなに美しい景色や動植物を撮っても“手ぶれ”や“傾き”があると台無しに……でも、そんな心配が不要なので安心してカメラを回すことができるんです。 またこのコンパクトさにも関わらず、画質が良いのにも驚きました。「OSMO POCKET 3」ではセンサーサイズが先代モデルの「1/1.7インチ」から「1インチ」へとアップグレード。画質は大幅に向上し、特に夜間や暗所でもノイズを抑えて美しい映像が残せるようになっています。冬はイルミネーション、そしてこれから迎える春には夜桜の撮影なんかにも大活躍してくれそうです。 ちなみに全画素高速フォーカスにより、高速で動く被写体に自動でピントを合わせてくれるモードも搭載。自動で追尾してくれる「トラッキング」機能も秀逸なので、録画ボタンを押したらカメラまかせで撮影に集中できるんです。