一夜でスリップ事故394件 仙台でー3.2度〈宮城〉
仙台放送
強い寒気の影響で、宮城県内は平地でも積雪となり、1月10日朝は、路面の凍結によるスリップ事故などが相次いでいます。 この冬一番の強い寒気の影響で、宮城県内は、9日から平地でも広い範囲で雪が降り積もりました。 9日から10日朝にかけての積雪は、最も多かった時で、大崎市古川で14センチ、仙台で4センチなど、平地では、この冬一番の積雪となりました。 また、10日朝は仙台で氷点下3.2度まで気温が下がるなど、県内5つの地点で、今シーズン一番の冷え込みとなり、仙台市内では、凍結した路面に注意しながら歩く人の姿が見られました。 この雪の影響で、県内ではスリップ事故が相次ぎました。午前8時過ぎの仙台市太白区八木山緑町です。路面が凍結している影響で、動けなくなっている車が…。 「大丈夫ですか?押しましょうか?」 近くにいた人たちも集まり、何とか動き出しました。 宮城県警によりますと、9日午後6時から10日午前8時までに、県内ではスリップが原因とみられる事故が394件発生し、17人がけがをしたということです。 宮城県内は、午後も西部を中心に断続的に雪が降る見込みで、11日朝までに降る雪の量は、多い所で山沿いで20から40センチ、平地で10から20センチの予想です。 また、最大瞬間風速は、陸上で25メートルと、強い西風が吹く予想で、吹雪に注意が必要です。
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