これで突然意見を求められたときに即言葉がでる…「自分に起きていることを実況中継」する意外な効果
■本番で焦ることなく口にできる方法 ---------- 口に出す② 心のつぶやきを、すべて口に出してみる ---------- 誰かと話すことで自分の考えが言葉にできた、という経験は誰しもあると思います。 話していくうちに、自分でも気づかなかった思いが出てきたり、言葉になっていなかったものがポロッと口から出てきたりします。 自分が何を考えているかを知るには、浮かんできた言葉のかけらが消える前に口に出してみましょう。 頭の中に浮かんでは消えていく、泡のような言葉のかけらを、口に出すことで「言葉」という形を持ったものにするのです。 簡単な方法を4つ、紹介します。 お風呂の中や通勤通学の途中、料理や掃除をしているときなど、今日からすぐできる内容なので、取り組みやすいものから、やってみましょう。 ◎予習・復習 会議でうまく発言できなかった、友達に話を振られてうまく返せなかったなど、「あのとき、ああ言えばよかった」と1日の会話を振り返ることはありませんか? そのとき言えなかった言葉を、帰り道や、お風呂に入っているときなどに、そのシーンに戻ったつもりで口に出して言ってみましょう。 「明日、あの人と会う」「プレゼンがある」という予定がある際も、何をどういう言葉で言うか、相手の表情や言葉を頭の中でイメージしながら、自分のセリフを口に出して言ってみましょう。 Aパターン、Bパターンといくつか用意しておくと、本番で焦ることなく口にできます。 ■自分の中の2つのキャラとの会話 ◎自分の中のもう一人との会話 これは人によってやりやすいパターンがあると思います。 私がよくやるのは、次の2通りです。 ---------- A:自分の中にキャラクターの違う2人の人を設定する B:いつもの自分に、別キャラの自分が話しかける ---------- Aは、たとえば「まじめ」と「むぼう」という2つのキャラを設定します。 頭の中で2人が話す様子を想像して、それぞれになって、実際に口に出してみます。 ---------- まじめ:自分のやりたいことって、なんだろう。よくわからないな。 むぼう:仕事になるかどうかを考えているから、わからないんじゃない。 まじめ:だって、どうせやるなら、仕事になることがしたいじゃん。 むぼう:やっていることが、お金になるかどうかなんて、やってみないとわかんないだろ。 ---------- まず、お金になるかを気にせず、やりたいことをやれば。こうやって、2人分の会話を口に出しているうちに、自分が本当は何を考えていたのか、言葉にできるようになってきます。 (私は子どもの頃から「ヤンキー」と「オタク」が頭の中にいて、いつも会話しています) Bは、自分に、別のキャラクターが話しかけるイメージです。 別キャラは、実在の人物を思い描くとやりやすいです(先輩や理想の大人、または好きなキャラでもOK)。 ---------- 自分(口に出して言う):あーあ、がんばっているのに、なんで全部うまくいかないんだろう。 別キャラ(脳内の声):全部ってことはないんじゃない。 自分:でもいろんなことがチグハグなんだよなぁ。 別キャラ:毎日、会社に行けているだけでもすごいよ。 自分:うーん、そうかもだけど、でももっとできる気がするんだよなぁ。 別キャラ:自分のことをもっとできるって信じているんだね。 ----------