那須川天心が元世界王者と初対決 5月に武居由樹に負けたモロニーと25年2月24日に激突
プロボクシングWBA世界バンタム級2位でWBOアジア・パシフィック同級王者の那須川天心(26=帝拳)が25年2月24日に、東京・有明アリーナで前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(33=オーストラリア)と対戦すると27日、発表された。 今年10月14日、ジェルウィン・アシロ(フィリピン)とのWBOアジア・パシフィック同級王座決定戦で判定勝ちして以来、約4カ月ぶりのリングとなる。同日、都内のホテルで行われたボクシング転向6戦目の記者会見に出席した。 モロニーは23年5月にWBO世界同級王座を獲得し、初防衛成功後の今年5月に武居由樹(大橋)に判定負けして王座陥落して以来、約9カ月ぶりのリング。同じキックボクシング出身となる武居との将来的な対戦が期待されている那須川。世界王者となった武居との実力差を比較される対戦カードとなった。 12月16日に都内で開催されたアスリートらによる社会貢献活動を表彰する第8回「HERO,S AWARD」に選出され、その式典に出席した那須川は次戦の相手をイメージしながら「次の試合は那須川天心という実力がモロに出る感じなので、そこを世間にしっかりと見せつけたい」と説明し、想像以上の強敵になることを示唆していた。