「僕は失敗しませんから!」藤川球児監督、V奪回へ〝ドクターX〟宣言 阪神、大山悠輔のFAなど心配事も〝火の玉ボス〟お構いなし
就任1年目早々、阪神・藤川球児監督(44)の来季V奪回への決意が日増しにヒートアップしている。 【写真】阪神のファン感謝デー、近本光司が顔面に自打球で負傷退場に… 阪神の球団納会が25日、大阪市内で開催され、総帥の杉山健博オーナー(66)は、岡田前監督の功労、ナインの健闘を称えた上で、今季2位に泣いたチームに言及。「20年に1回くらいの優勝では全く物足りない。最低でも2年、3年に1回は優勝するチームになっていただきたい。毎年のように優勝するという『優勝グセ』をチームに植え付けることが非常に大切」と異例の猛ゲキを飛ばした。 これまでの総帥にしては超ハイレベルといってもいいノルマ…。指導者経験なしの新人監督なら普通は委縮もあり得るところだが、〝火の玉ボス〟は全くお構いなしだ。 「岡田監督に育てていただいた私は一発目からやっていきたい。来年以降はずっと強いタイガースへ。一番上にいきましょう!」とV奪回を宣言。異例の猛ゲキにも「当然です。普通のことを言っているだけ。ペナントレースで1週間6試合とか、連休を挟んで9連戦とかがあったとしても十分に戦えるような選手たちを持ってますから。そういう意味でも『凡事徹底』と言っている。油断しないよう、普通やと思います」と言い放ったのだ。 23日のファン感謝デーでも藤川監督は甲子園のファンに「来年はここにいるメンバーで必ず勝ちます! みんなでもう一度、一番上(日本一)を見にいきます!」と誓ったばかり。また、最近では周囲から「うまくいってもダメでも応援する」とエールを送られても「大丈夫ですよ。僕は失敗しませんから!」と米倉涼子出演の人気ドラマ『ドクターX』ばりの殺し文句まで引用して奮起しているという。 4番大山のFA問題など心配事は少なくない阪神だが、〝火の玉ボス〟自身がこの調子なら何とかしてくれそうだ。 (岩﨑正範)