大栄翔が2大関撃破 上位戦終え3勝1敗「自分の相撲が取れている」8場所ぶり平幕で序盤好調
◇大相撲夏場所4日目(2024年5月15日 東京・両国国技館) 西前頭筆頭の大栄翔(30=追手風部屋)が大関・霧島(28=音羽山部屋)を破って3勝目を挙げた。 強烈な突き放しで霧島を追い詰めていった土俵際、左からいなされて足を踏み越しそうになったがなんとかこらえて向き直った。そこからさらに突き返していき、相手が少し引いたところを逃さず押し出し。「飛び出したらダメなので。攻められたけど攻め返せてよかった」とよくこらえた土俵際を振り返った。 8場所ぶりに三役から陥落し、今場所の番付は西前頭筆頭。久々に初日から横綱大関戦が続き、4日目で1横綱3大関(休場の貴景勝除く)との対戦を終えた。照ノ富士戦の不戦勝も含め、3勝1敗の好成績。序盤から2大関を撃破する好調な滑り出しに「自分の相撲が取れているのでそこがいい」と自己評価し、関脇以下と対戦する5日目以降へ「一日一番なので目の前の一番に集中してやるだけ」と気を引き締めた。