小池都知事が定例会見7月13日(全文1)倉敷市に乳児用液体ミルク2000個提供
防災対策について
次に同じように今回の災害でございましたけれど、先ほど申し上げたとおり、今般の記録的な豪雨でございますが、大変広範囲に甚大な被害をもたらしているわけでございます。で、また先月、大阪府の北部で震度6弱の地震が発生したこと、それからあのとき帰宅困難者などの課題もあらためて浮き彫りになったわけでございます。もう災いは本当に忘れる前に次から次へとやってまいりますので、1つ1つのこと、もう一度あらためてよく点検もしながら、見直しをしながら、そして確実な防災対策を進めていく必要がございます。 こういった形で、さまざまな災害が次から次へと起こっているわけでありますけれども、じゃあ東京でこのようなことが起こったならばどうなるのか、どうするのかっていうことで、このたび東京の防災に万全を期すために、都の防災対策のついての総点検をあらためて実施することといたしました。そこで、庁内で副知事をトップといたしまして、それぞれ担当の局は分かれてはおりますけれども、こういったときこそ横串を刺して、横断的に都の災害対策事業、それもハードからソフトに至るまで、今回さまざまな地域での教訓も生かしながら、事例や教訓も生かしながら、しっかりとあらためての点検をするように指示をいたしたところでございます。 ハード的には、例えば地下の貯水池などについては、調整池についてはすでに着工したところもあるし、これからまた行うところもございます。こういったところは加速的に進めていくということ。それから今回の被災地の例を見ましても、どうやって早く逃げるか、どこへ逃げるか等々、こういったソフト面的なところを徹底していかなければならない。よって、加速するべき事業は加速をし、見直すべきものは見直す。また、必要な事業については可能な限り、来年度の予算編成にも反映をさせていくという考えでございます。今後、国、それから被災自治体におけます災害の検証なども分析いたしまして、区市町村や関係機関と共に既存の計画などの修正に反映させていくということでございます。