小池都知事が定例会見7月13日(全文1)倉敷市に乳児用液体ミルク2000個提供
東京都の小池百合子知事が、13日午後2時から定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年7月13日)」に対応しております。
集中豪雨被害の対応について
日刊工業新聞:ただ今から知事の定例会見を始めます。では知事、お願いします。 小池:お暑うございます。それでは本日の定例記者会見、始めさせていただきます。まず何よりも先日の豪雨でございますが、西日本を中心に各地で死者、そして行方不明者、人的被害、そして床上浸水など家屋の被害が発生をいたしました。あらためて犠牲になられた方々に対しまして哀悼の意を表するとともに、被災されました皆さまに心からお見舞いを申し上げます。 今回の豪雨でございますが、10府県60市37町4村という大変広範囲なものでございまして、そして災害救助法が適用されるということで甚大な被害をもたらした記録的な大雨でございます。都ではすでに警視庁から348名、東京消防庁からは12名を被災地に派遣いたしました。そのほか10日から順次、愛媛県の大洲市に対しては職員が3名、そして岡山県の倉敷市真備町というところが出てまいりますけれども、そちらには職員53名を派遣いたしたところでございます。 それから被災地の学校に通学する生徒さんたちが、都内に例えば転居することとなった場合には都立学校への転学の希望があれば速やかに受け入れられるように取り組むことといたしました。先ほど、愛媛県の中村時広知事からもご連絡が、お電話がありまして、水の供給が大変危機的だということで、水の濾過装置を東京から送るということについてのお願いとお礼の言葉がございました。 それからこういたっときにこそ、私、常に申し上げております液体ミルクが活躍するときでございます。救援物資といたしまして乳児用の液体ミルクを緊急調達いたしまして、岡山県倉敷市に提供することといたしました。そしてきのう倉敷市長から乳児用の液体ミルク2000個を救援物資として提供してほしいとのご要請がございまして、それに応える形となります。ちょうど都のほうにおきまして先月、都内におきましての災害時における乳児用の液体ミルクの緊急調達についてイオン株式会社との協定を締結した、皆さま方にもお伝えしたところでございますが、で、今回、倉敷からの要請を受けましてイオン株式会社に対して本件協力をお願いしたところご快諾いただきまして、迅速に対応してもらえるということの運びとなっております。ちょうどこのあとイオンの皆さまとお会いすることになっておりますので、あらためてお願いと御礼を申し上げたいと思います。 ちなみにこれは救援物資として輸入をいたしますので、手続きについて国は弾力的な対応を取ることとしておりまして、都としても引き続き関係省庁と連携をしながら対応してまいります。ちなみに以前、東日本の大震災の際、それから熊本の震災の際、それぞれフィンランドといろいろお付き合いがありました関係上、そちらから緊急に救援物資として日本に持ち込んで、そしてそれぞれの避難所で必要な分、それぞれ分けていただいてお使いいただいたという、それの方式をまた今回も踏襲したものでございます。救援物資の輸入に関する手続きはそのように、これまでも救援物資という扱いでございますので、通常の貿易とはまたちょっと違う形でございます。 いずれにしましても今後も被災地の要請に応じまして都として必要な支援、応援をしてまいりたいと考えております。それから義援金を募集したいと思っておりまして、こちら、都のほうでは被災者の支援のために11日から口座振り込みで義援金の受け付けを行っております。それから庁舎の1階の受付、全国観光PRコーナー、そちらにも募金箱を設置いたしておりますので、ぜひとも皆さま方の温かいご支援、ご協力をお願い申し上げたく存じます。