勝率.627は1000試合指揮した監督で史上最高…ド軍ロバーツ監督の契約延長は 「春季トレーニングで正式決定か」と米サイト予測
指揮を執った9シーズンで、レギュラーシーズンの通算成績851勝506敗を記録
今季、ロサンゼルス・ドジャースを4年ぶりのワールドチャンピオンに導いたデーブ・ロバーツ監督の去就に、メジャー公式サイト『MLB.com』が関心を寄せている。同メディアは、世界一を達成した手腕を称えながら、2025年シーズンいっぱいとなっているロバーツ監督の契約の延長について見解を示している。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場 現地時間12月17日に配信となったトピックにおいて、オフの補強が進められているドジャースに対し、「フロントオフィスが来シーズンのロースター構築に満足した後、次に取り組むべきオフシーズンの課題は、2025年シーズン終了後に契約が切れるロバーツ監督の契約延長だろう」などと指摘。さらに、「ロバーツは指揮を執った9シーズンで、レギュラーシーズンの通算成績851勝506敗を記録。彼のキャリア勝率.627は、少なくとも1,000試合を指揮した監督の中で史上最高だ」として、その実績を讃えている。 また、ドジャースでの監督歴を振り返り、「もちろん、彼が優れたロースターを与えられてきたのは事実だが、それは成功の一部分にすぎない。重要なのはその才能をどう活かし、成長させ、発展させるかという点だ。そしてその進化は、特にポストシーズンにおいて明確に見て取れる」などと、指揮官への印象を綴っている。 加えて、リーグ屈指の戦力を擁しながら故障者が相次いだ今季の戦いについても、「理想からは程遠い状況だったが、ロバーツは重要な局面で適切な決断を下し、指揮官としての経験とロースターに対する理解が際立つシーズンとなった」と賛辞を並べた。 今後の契約延長のタイミングにも言及しており、「ドジャースが3月18日に東京で開幕戦を迎えるまで3か月残されているため、ロバーツの契約延長が正式に決まるのはスプリングトレーニングになる可能性が高い」と予想。その上で、「なお、ロバーツが前回契約延長を結んだのは2022年、開幕2週間前のことだった」とも付け加えている。 また記事では、ドジャースのブランドン・ゴームズGMがロバーツ監督に対し、「我々の期待は常に高く、勝利が求められるが、デーブが率いるチームが困難を乗り越え、最終的に王者としてシーズンを終えたのは本当に素晴らしいことだ」と語っていたことも紹介している。 2024年シーズンはキャンプから、球界トップクラスの実力を誇る選手たちを束ねる手腕が発揮されたシーズンとなった。世界一の指揮官、ロバーツ監督がまだこの先も長くドジャースの先頭に立つ可能性は高いと言えるだろう。 構成●THE DIGEST編集部