名古屋Dの中務敏宏が今季限りで現役引退「心からの“ありがとう”で胸がいっぱい」
9月30日、B1中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは、中務敏宏が2024-25シーズン限りで現役を引退することを発表した。 大阪府出身で現在38歳の中務は、188センチ86キロのシューティングガード兼スモールフォワード。府立八尾高校から筑波大学へと進学し、パナソニックトライアンズでキャリアをスタート。2016年のBリーグ開幕以降は8シーズンにわたり名古屋D一筋でプレーしてきた。 チームが西地区初優勝を果たした2023-24シーズンは、リーグ戦19試合に出場し、1試合平均4分34秒1.7得点0.4リバウンド0.3アシストをマーク。シーズン終了後に自由交渉選手リストへ公示されていたが、6月18日に契約継続に合意したことが発表されていた。 2024-25シーズン開幕が目前に迫ってきたなか、中務はクラブを通じて「私事で恐縮ですが、表題の通り今シーズン終了をもって現役を引退する決意をいたしました」と、プロキャリアに区切りを付けることを表明。クラブやファンへの感謝を示しつつ、「中務らしく走り切りますので、是非とも今シーズンも応援をよろしくお願いします!今季こそ優勝して、みんなで笑顔で締めくくりましょう」と、来る新シーズンへ向けて力を込めた。
■中務敏宏コメント全文
「私事で恐縮ですが、表題の通り今シーズン終了をもって現役を引退する決意をいたしました。 プロアスリートにとって必ずやってくるそのタイミングを、自分自身で決めることができるキャリアであったことは非常に幸せだと感じています。今回このリリースの時期も含め、オフコートでの思い付きの数々を何とか実現しようと動いてくれて、ずっと選手・中務を必要とし続けてくれたクラブに感謝でいっぱいです。また「トシ」の愛称で支え続けてくれたドルファミの皆さん、特に試合に出ない日々が続いてもコートで輝く瞬間をじっと一緒に待ち続けてくれていたトシファミの皆さんにも心からの“ありがとう”で胸がいっぱいです。 ドルフィンズに来て9シーズン。たくさんの思い出やつながりに歴代のチームメート、僕の人生にとって本当に多くの大切なモノに出会えました。IGアリーナでプレーすることは叶いませんが、ドルフィンズアリーナと一緒に幕を降ろすことになるのもまた趣きがあって良いのかなと。 さあ、いよいよ中務にとって最後のシーズンが始まります!すでに天皇杯予選もスタートしていて、感慨深いだなんて感じる暇もなく怒涛の日々が続きます。1試合でも多く会場でお会いできたらうれしいですし、1人でも多くの方に御礼を伝えれたらと思っています。中務らしく走り切りますので、是非とも今シーズンも応援をよろしくお願いします!今季こそ優勝して、みんなで笑顔で締めくくりましょう!!」
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