セルティックの今シーズン初得点は旗手怜央! 古橋亨梧もアシストでリーグ開幕戦勝利に貢献
スコティッシュ・プレミアシップの第1節(開幕節)が4日に行われ、セルティックとキルマーノックが対戦した。 昨シーズンは3シーズン連続54度目となるリーグ制覇を果たしたセルティック。ブレンダン・ロジャーズ監督2年目となる今シーズンも、同クラブには日本人選手5名が所属している。迎えた開幕節は、直前のプレシーズンマッチで負傷したFW前田大然に加えてDF小林友希がメンバー外となったものの、先発にFW古橋亨梧とMF旗手怜央が名を連ね、MF岩田智輝がベンチ入り。新加入のデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルもスターティングメンバーに起用された。 試合は、序盤からホームのセルティックがキルマーノックを圧倒すると、17分に旗手がスコアを動かす。相手のボックス左角でボールを奪われたセルティックだったが、すぐさまプレスを仕掛けたマット・オライリーが即時奪回。こぼれ球を拾ったグレッグ・テイラーが横パスを送り、ゴール正面でボールを受けた旗手が右足を振り抜く。コントロールされたグランダーのシュートはニアを打ち抜き、セルティックが先制に成功した。 攻勢を強めるセルティックは、40分に左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたオライリーが左足でアウトスイングのクロスを送ると、ニアサイドで待ち受けていたリアム・スケールズが体を捻りながら打点の高いヘディングで合わせる。頭で逸らしたボールはゴールに吸い込まれ、セルティックが貴重な追加点を挙げた。 59分には古橋がアシストを記録。セルティックがゴールキックからビルドアップを行い、右サイドバックのアリスター・ジョンストンが斜めのパスを差し込む。最前線の古橋が中盤に降りながらワンタッチで右サイドに大きく展開すると、ボールを持ったニコラス・ゲリット・キューンが長い距離をドリブルで持ち運ぶ。カットインから左足でネットを揺らし、セルティックがリードを3点に広げた。 複数の決定機を迎えながら得点を奪うことができない古橋は、80分にスケールズの放ったロングボールに反応してDFラインの背後へ突破。マーカーとの駆け引きを制して裏に抜け出し、華麗なトラップから冷静にシュートを沈めたが、判定はオフサイドでゴールは認められなかった。直後の82分に旗手は交代でピッチを退いている。 後半アディショナルタイムには、古橋の放ったシュートがGKに弾かれ、セカンドボールをアンソニー・ラルストンが押し込み4点目を奪取。結局、そのまま試合は4-0で終了し、リーグ4連覇を目指すセルティックが開幕節を勝利で飾った。次節は11日に行われ、セルティックはアウェイでハイバーニアンと対戦。キルマーノックはヨーロッパカンファレンスリーグ予選を挟んで、セント・ジョンストンと対戦する。 【スコア】 セルティック 4-0 キルマーノック 【得点者】 1-0 17分 旗手怜央(セルティック) 2-0 40分 リアム・スケールズ(セルティック) 3-0 59分 ニコラス・ゲリット・キューン(セルティック) 4-0 90+4分 アンソニー・ラルストン(セルティック)
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