【バレー】石川真佑がイタリア挑戦２年目に向けて抱負「結果を残さなければいけない」
バレーボール女子で、イタリア1部リーグのノバラに所属するパリオリンピック（五輪）日本代表アタッカーの石川真佑（24）が4日、セリエA挑戦2季目のシーズンに向けて意気込みを語った。 6日（日本時間7日）に控えるリーグ開幕を前に、オンラインで会見。「昨季と違ってレベルアップしたチームでプレーできてうれしい。それと同時に結果を残さなければいけないと思っている」と力を込めた。 昨シーズン、高校卒業後に4年間過ごしたVリーグ・東レアローズからフィレンツェへ移籍。チームは14チーム中10位でプレーオフ進出を逃したものの、個人では全体トップ10入りとなる341得点を挙げるなど活躍した。 今季は「レベルの高いチームで結果を残していきたい」と、さらなるステップアップを掲げ、昨季レギュラーシーズン、プレーオフともに4強入りのノバラに加入。昨季以上にアタック決定率、サーブレシーブ返球率などの向上に着手するとし、「プレーの質や1本1本の精度を意識して取り組んでいきたい」と飛躍を誓った。 東レでともにプレーした関菜々巳（コネリアーノ）や日本代表のチームメートの福留慧美（ミラノ）も今季からセリエAに加わる。「相手チームにいても、そこまで意識はしていない」としつつ、「イタリアで一緒に生活しているので、うれしく思っている」と刺激を受けていることを明かした。 今夏のパリ五輪ではメダルを期待されながらも、無念の予選リーグ敗退。エースで主将を務めた古賀紗理那も引退し、石川へかかる期待は大きい。4年後のロサンゼルス五輪に向けては「監督やチーム方針が発表されてないのでわからないことが多い」としながらも、「プレーすることになった時には目標に向かってしっかりやっていく。イタリアの経験を出したい」と見通した。日の丸の新エース候補は、着々と階段を上っていく。【勝部晃多】
