ハンドボール男子日本代表がフェロー諸島代表に31-25でリベンジ。渡部主将「東京五輪の結果を越え、新しい歴史を作れるように頑張りたい」
ハンドボール男子日本代表の「彗星JAPAN」が7月3日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた国際親善試合でフェロー諸島代表と対戦した。両チームは1日にも対戦し、日本は29-30で惜敗。この日はリベンジを期しての試合となったが、日本は31-25で勝利を収めた。 日本は「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」(7月26日~8月11日)で36年ぶりに自力でオリンピック出場権を獲得。今回の2連戦は国内のファンの前での最後の強化試合だった。 日本は1日の試合は7mシュートのみの出場に終わった安平光佑をスタメンから起用。序盤からその安平と吉田守一のラインが機能し、得点を重ねる。日本はフェロー諸島の速攻に戻り切れず失点する場面もあったが、ディフェンス面もいい動きを取り戻し始めると、その好リズムがオフェンス面にも波及。GK中村匠も好セーブを連発し、前半は14-10の4点リードで折り返す。
後半も日本の勢いは衰えない。最初のプレーこそフェロー諸島の7人攻撃で1点取られ、1日の悪夢が一瞬脳裏をよぎるが、日本は藤坂尚輝、髙野颯太がテクニカルなシュートで得点を重ねていく。フェロー諸島の7人攻撃にも今度はシュートをカットしGK不在のゴールにきっちりエンプティゴール。速攻も決まり、19-13とリードを広げるとフェロー諸島が早くもタイムアウト。再開後も日本はペースは渡さず。部井久アダム勇樹が決め20-14と6点差まで広げる。その後、反則でフェロー諸島が2人退場となり、22-15まで点差を広げる。フェロー諸島が7人に戻ってもGK中村が前半に続き好セーブを連発し、日本はリードを保ったまま。終盤にもエンプティゴールを決めるなど、1日には手こずったフェロー諸島の7人攻撃も完全に攻略。31-25で勝利を収め、2日前のリベンジを果たした。 試合後にコート上で行われた壮行セレモニーでアントニオ・カルロス・オルテガ・ぺレス監督は「選手たちは努力していい試合を見せてくれたと思う。前回の試合を含め、特に今日、いい試合を見せてくれたと思います」と挨拶。
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