イスラエルがイランを攻撃か 核開発施設付近で「大きな音」
イスファハン、イラン、4月19日 (AP) ― イラン中部のイスファハンにある空軍基地付近で4月19日未明、爆発音が聞こえ、イランが対空砲を発射したと国営IRNA通信が報じた。 イランが攻撃を受けたかどうかは不明だが、イランによるイスラエルに対する前例のないミサイルと無人機攻撃を受けて、両国間の緊張は極度に高まっていた。 ある政府関係者は、イスファハンが無人機攻撃の標的になった可能性を示唆した。 IRNAは、複数の州にわたって防空システムが作動したと報じており、住民が爆発音を聞いたと伝えているが、防空システム作動の理由については詳しく述べていない。 ファルス通信やタスニム通信も、原因を明かさずに爆音を報じ、国営テレビも、この地域で「大きな音」がしたことを認めた。 イスファハンにはイランの核開発関連施設があり、ナタンツの地下ウラン濃縮施設はイスラエルの攻撃目標となっている。国営テレビは、この地域のすべての施設は「完全に安全」だと報じている。 一方、ドバイを拠点とするエミレーツ航空と「フライ・ドバイ」は現地時間午前4時30分ごろから、イラン西部上空を迂回し始めている。 地元の航空関係者に対する警告では、空域が閉鎖された可能性を示唆していたが、両航空会社から迂回の説明はなかった。 イランは首都テヘランと西部および中部地方の民間航空機の飛行を禁止。イマム・ホメイニ国際空港では、拡声器で搭乗客に事情を説明しているという。 また、イラン国営テレビは、詳しい説明もなく、イスファハン付近で「大きな音がした」という警告をスクロール画面に流し始めた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)