「2025年に行くべき都市」とNYタイムズが激奨した日本の都市は? 2023年の盛岡、2024年の山口に続いてランクイン
米「ニューヨーク・タイムズ」紙による「今年行くべき世界の52ヵ所」の2025年版が発表された。 【画像】「木と光の大聖堂」として紹介された、富山市ガラス美術館 エクアドルのガラパゴス諸島やフランスのバスク地方、ケニアのキリフィなどと並んで、日本から選出されたのは、富山市と大阪市の二都市。 富山は「人混みを避けながら、文化と食を堪能できる」と紹介し、隈研吾設計の「富山市ガラス美術館」や、9月上旬に開催される祭り「おわら風の盆」を取り上げた。さらに、美食を楽しめるスポットとして、フレンチも楽しめるワインバー「アルプ」、ナチュラルワインとおでんを供する「飛騨」、カレー居酒屋「スズキーマ」などを勧める。 一方、2025年に万博が開催され、自ずと注目を集めるであろう大阪については、買い物や食だけでなく、「グラングリーン大阪」の開業で増える、緑の空間を強調。さらに、2022年に「プライドセンター大阪」を開設し、同年10月には「国際LGBTQ+旅行協会」の大会が開催されるなど、G7で唯一同性婚が違法の日本における「先進的」な都市だと紹介する。 2024年には、人混みの少ない「西の京都」山口県山口市、2023年は岩手県盛岡市が選出されたことで話題を呼んだ。また、富山は2023年、英「デイリー・テレグラフ」紙の記者も取り上げ、「オーバーツーリズムとは無縁の山と魚の県」として紹介していた。
COURRiER Japon