8割が日本初公開作品! 「ボッティチェリ展」開催 16日から
東京都美術館(台東区上野公園8)は、1月16日から4月3日まで、「ボッティチェリ展」を開催します。日伊国交樹立150周年を記念して開催される同展では、これまでまとまった数の来日が叶わなかったボッティチェリ作品20点以上を集め、師であるフィリッポ・リッピや弟子のフィリッピーノ・リッピの作品とともに約80点のイタリア・ルネサンスを代表する大画家の作品を鑑賞できます。 同展では、数多く描いた聖母子像の中でも最高傑作の呼び声高い「聖母子(書物の聖母)」(ミラノ、ポルディ・ペッツォーリ美術館蔵)や聖書の一場面を描いた初期の名作「ラーマ家の東方三博士の礼拝」(フィレンツェ、ウフィツィ美術館蔵)、日本にただ一つ所蔵される「美しきシモネッタの肖像」(丸紅株式会社蔵)などを展示。展示点数の約8割が日本初公開作品となります。
サンドロ・ボッティチェリ(1444~1510)は、初期のルネサンスで最も著名なフィレンツェ派の代表的な画家。メディチ家の保護を受け、宗教画や神話画などの数々の傑作を残しました。遠近法や明暗法などの自然主義的が主流の時代に、ボッティチェリは中世美術のような装飾的かつ象徴的な様式で描くをことで、独自性を貫きました。 開室時間は午前9時30分~午後5時30分(金曜日は午後8時まで)。入室は閉室の30分前まで。休室日は月曜日、3月22日(3月21日と28日は開室)。観覧料は一般1,600円(1,300円)、大学生1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)。※( )は前売り料金、中学生以下は無料。詳細は03-5777-8600(ハローダイヤル)、展覧会公式サイトまで。