小売業販売額7月は前年比2.6%増、自動車など寄与し29カ月連続プラス
Yoshifumi Takemoto [東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日に発表した7月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比2.6%増だった。ロイターの事前予測調査では2.9%増が予想されていた。値上げや自動車販売回復などが寄与し29カ月連続でプラスとなった。 もっとも、7月は前年と比べて休日数が2日少なかったことや、猛暑による外出控えが一部業種・業態には下押し要因だった。 <飲食料品、22カ月ぶりマイナスに> 業種別では無店舗小売りが前年比9.6%増、自動車が6.3%増、医薬品・化粧品が5.1%増などだった。値上げ効果でプラスが続いていた飲食料品は0.5%減と22カ月ぶりでマイナスとなった。「猛暑による外出控えが響いた」(経産省)。 業態別ではドラッグストアが前年比4.5%増、百貨店が5.1%増、家電大型専門店が1.6%増などだった。ドラッグストアはコメやアイスクリームなどの食品、スキンケア、メーク用品が伸びた。家電は猛暑でエアコンなどが好調だった。 一方、スーパーは0.1%のマイナスに転じた。外出控えなどが影響したと経産省ではみている。 *経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html] ※小売業販売額に関連する過去の記事は[JPRSLS=ECI]をダブルクリックしてご覧下さい。