甲斐拓也の入団決定で巨人の「捕手事情」が“激変” 35歳捕手の行方は?「人的補償」にファンは戦々恐々
巨人は12月17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也と契約合意したことを正式発表した。 【動画】打つのも任せろ!小林が3シーズンぶりに放ったホームランシーン 甲斐はソフトバンクの球団SNSを通じてコメントを発表し、「今の自分があるのは、間違いなく、ホークスに育てていただいたおかげです。心から感謝していますし、今回も素晴らしい条件提示をいただき、本当にありがたい気持ちでいっぱいです」と、ホークスに感謝の思いを述べた。 さらに「ホークスで出会えた全ての皆さんのことを思い浮かべると、離れてしまうことは本当につらいのですが、セリーグで新たな挑戦を始めたいと思います」と、新天地での活躍に向けて決意を述べている。 甲斐はベストナイン3度、ゴールデングラブ賞7度を誇り、侍ジャパンでも日本の司令塔として活躍してきた。今季の巨人は、先発投手などに合わせて岸田行倫、小林誠司、大城卓三の3捕手を併用してきたが、甲斐が入団することで、その状況は激変しそうだ。 今季12球団トップの盗塁阻止率.475をマークした岸田にとっては大きな刺激となり、大城は一塁にほぼ固定される可能性もある。そして、米大リーグのオリオールズに移籍が決まった菅野智之と主にバッテリーを組んできた小林の出番はどうなるのか。 小林に関してはSNS上で甲斐の「人的補償」としても名が挙がっており、正捕手を奪われたソフトバンクに小林が流出するのを恐れるコメントが相次いだ。 巨人にとって大きな戦力アップであることは間違いないが、既存の捕手陣にとっては尻に火がつく状況となった。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]