2億円以上の美術品を地下駐車場に大阪府が放置 吉村知事「多くの人の目にふれられるよう体制など準備したい」
去年7月、大阪府咲洲庁舎の地下駐車場に105点の美術品が保管されているのが見つかった問題で、大阪府の吉村洋文知事は、「多くの人の目にできるだけ触れられるようにすべき、必要な体制や予算案についてしっかり準備していきたい」と答えました。 去年7月、大阪府咲洲庁舎の地下駐車場に評価額2億円以上の美術品・計105点が放置されていたことが分かりました。 問題をめぐっては、専門家が今年2月に調査を行っていました。 その結果、作品の15点に破損やカビなどが確認されていて、3月末には専門家から府に報告されていましたが、府がこれを発表したのは、4か月後の7月25日でした。 調査結果の公表が4か月後になった理由については「専門家の意見の整理に時間がかかった」と説明しました。 大阪府の吉村洋文知事は8月2日に、今後の対応について、次のように述べました。 (大阪府 吉村洋文知事) 「美術品を大切にした上で、それをいかに保管して、あるいはどういう展示の仕方があるのかということも含めて、多くの人の目に触れられるようにすべきだと僕は思っています。その上で必要な体制であったり予算案についてしっかり準備していきたいと思います」