テスラ株がピークから40%下落…それでも「ハイテク株の女王」が3年後の株価“10倍超”を予想する「最大の理由」
テスラ車の自動運転技術は近ごろ急速な進化を見せている
テスラ車には、FSD(フル・セルフ・ドライビング)と呼ばれる機能が搭載されています。これは、将来的に人がハンドルに触れる必要がない完全自動運転を可能にする機能です。 テスラは、テスラ車に乗る運転手のデータを取り、その莫大なビッグデータの保有と分析を長年にわたり行ってきました。そうして蓄積した技術力は他社の数年先をいっていると言われています。 FSDは無線で随時アップグレードされ、その機能は日々進化しています。日本では規制によりその機能をフルに体感することができませんが、米国でFSD機能を使ってみると、“自動運転の世界”がそれほど遠くないところまで来ていることがわかります。 私は4月末に渡米した際に、カナダ人の友人でAIの専門家であるライヤンさんに、彼のテスラ車に乗せてもらいました。そして、3時間ほど実際にFSDを使った運転を見せてもらったのです。 彼によれば、最近FSDの機能が急激に向上したと言います。彼はカナダのバンクーバーから、シアトルまで3時間かけて私に会いに来てくれたのですが、彼は自宅を出てからほとんどハンドルを触る必要がなかったそうです。 現在のFSDのバージョンは「v12.3.5」なのですが、実際に彼の運転を見ていると、本当にハンドルに触れるタイミングはほとんど見掛けませんでした。まだ完全な自動運転ではないため、ハンドルを一定時間触らないとブザーで注意喚起されてしまいます。そのため時々はハンドルを触る必要があるのですが、機能的には既に、ハンドルを触らなくても運転が可能なところまできています。 彼の奥さんは「ハンドルを握っていないと怖い」と思っているそうですが、AIの専門家である彼に言わせれば「触る必要性が限りなくなくなっている」とのことです。 私も彼のFSDを使った運転を実際に目の当たりにし、「自動運転の世界が来るのは時間の問題なのだろうな」と感じたのです。
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