【新日本】海野翔太、師匠モクスリーからの使者カスタニョーリを撃破「パクリとは言わせねえ」
<新日本プロレス:WRESTLE DYNASTY大会>◇5日◇東京ドーム 第5試合のスペシャルシングルマッチ(30分一本勝負)で、前日のIWGP世界ヘビー級王座戦では惜しくも敗れた海野翔太(27)が、“師匠ジョン・モクスリーからの使者”クラウディオ・カスタニョーリ(44=米AEW)と対戦。海野がデスライダー(スナップ式・ダブルアーム式DDT)で3カウントを奪って勝利した。 【写真】大型バイクに乗って登場した海野翔太 海野はもともと今大会でモクスリーとの対戦を望んでいた。AEWで「デスライダーズ」を結成し、暴君と化した師匠の姿に疑問を抱き、直接対話するためだ。だがモクスリーは海野に対し「俺は失望を抱いている。お前の教育はまだ終わってない。俺はお前が抱える問題を解決するために、東京ドームに“使者”を送る」とカスタニョーリを送り込んできた。 海野はこの日の入場の花道でカスタニョーリに襲撃され、序盤は場外での鉄柵攻撃やクロスフェイスロックなど痛めつけられた。それでもロープを使ったトルネードDDT、そしてロープを飛び越えながらカスタニョーリをDDTでエプロンに突き刺して反撃。海野は雪崩式のトルネードDDTもさく裂させた。 最後は互いが大技を回避しあった末、海野がデスライダーでカスタニョーリをマットに突き刺して3カウントを奪った。 カスタニョーリは試合後の会見で「東京ドームでの初めての試合で、今日は自分の思うような戦いができなかった。だが負けというものは、自分が認めた時に本当に負けになる。俺はこの負けを認めない。俺のミッションは翔太を教育することだった。モクスリーは翔太を高く買っているようだが、俺からすればまだまだ改善の余地があるな」と最後まで上から目線で語った。 一方の海野はカスタニョーリに対し「俺はあなたに恨みはない。リスペクトしかない。ありがとうクラウディオ」と感謝。あらためて、自分の師匠はモクスリーで「血は争えない」とした上で「俺のデスライダーは唯一無二だ。モクスリーのパクリだ、なんて言わせねえぞ。この技でモクスリーに勝ってやるよ。ただ自分の強さを証明するために」と誓った。