【独自取材】「捜査員カッコ良かった」「やってないもん(笑)」『紀州のドン・ファン殺人事件』初公判 元妻・須藤早貴被告を最も知る人物が語る“素顔” 最重要ポイントは「覚醒剤がどのように入ってきたか」
吉田氏は、野崎さんと須藤被告が“二人で過ごしていた”とされる時間帯に、野崎さんと話したといいます。 (吉田氏) 「僕は、野崎さんが亡くなった5月24日午後4時に、話をしている。電話がかかってきて、『なんとか田辺に来てもらいたい』と」
事件翌日、須藤被告に確認すると―。 -(吉田氏) -「昨日(事件当日)の午後4時ごろ、俺が電話したとき、君はどこにいた?」 -(須藤被告) -「2階寝室のソファで、野崎さんの隣にいました」 -(吉田氏) -「君は何をやっていたの?」 -(須藤被告) -「ゲームをやっていました」 -(吉田氏) -「社長(野崎さん)は?」 -(須藤被告) -「テレビを見ていました」 -(吉田氏) -「何を見ていた?」 -(須藤被告) -「何だっけな」 -(吉田氏) -「何だっけな、じゃないだろう。24時間、経っていないんだよ」
(吉田氏) 「全然、答えられない、何にも答えられない。それで、須藤被告は『午後5時すぎに、野崎さんが1階に行ってビールを飲みました』『うどんにも手をつけた』みたいなことを言った。野崎さんは、うどんが好きです。でも、野崎さんは午後6時ぐらいには大体寝るから、夕ご飯を食べる習慣がないんです」
また、須藤被告は「午後5時すぎぐらいに野崎さんがビールを飲んだ」と話していたということですが、吉田氏が家政婦に聞いたところ、「須藤被告が片付けるはずはないが、空いたビール瓶はなかった」と言っていたということです。 警察などの発表によると、野崎さんが1階でビールを飲んで2階に上がったのは、午後6時前だとされています。 Q.警察は、ここまでわかるものですか? (亀井弁護士) 「家政婦など、関係者の供述で出てきたのだと思います」
■「捜査員カッコ良かった」「戻ってきてもアラサーやん」笑いながら話す須藤被告と家政婦のやり取り
連日、警察の聴取を受けるようになった須藤被告。吉田氏は、家政婦が「さっちゃん(須藤被告)の捜査員はイケメン」と言うと、須藤被告は「そっちの捜査員だってカッコ良かったじゃないですか」と答えるといった、不謹慎な会話を聞いたといいます。