中国不動産開発の碧桂園、3月販売額は前年同月比83%減-混迷深まる
(ブルームバーグ): 中国不動産開発の碧桂園が発表した3月の住宅販売額は前年同月比で急減した。すでに清算の申し立てを受け、通期決算の発表を延期している同社の混迷は深まっている。
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3月の販売成約額は83%減の43億元(約900億円)となり、2月の85%減に次ぐ落ち込みとなった。春節(旧正月)の休暇を含む2月からは16%回復した。
中国の不動産セクターは今のところ、好転の兆しはほとんど見られない。民間のデータによると、3月の住宅販売額は前年同月比で急減し、今月も目立った回復は期待されていない。不動産投資は1-2月に9%落ち込み、予想より悪かった。
中国住宅販売、3月は前年同月比46%減-好転の兆し見えず
碧桂園は販売不振で営業キャッシュフローが脅かされているため、規制当局の最新の不動産資金調達プログラムを利用している。同社によると、3月15日現在、272の住宅プロジェクトが地方当局の融資支援対象となっている。
原題:Country Garden Extends Sales Slump as Financial Woes Pile Up(抜粋)
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