オミクロン株への「過度な悲観は無用」と考える3つの理由
NYでもオミクロン株への不安は広がっている(写真:ブルームバーグ)
世界保健機関(WHO)は、11月26日に南アフリカで新たに見つかった新型コロナウイルスの変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型(VOC)」に指定し、「オミクロン型」と名付けた。 さらにWHOは、オミクロン株はインド由来の「デルタ型」などこれまでの変異株と比べても、再感染のリスクが高まっている可能性があると指摘した。このオミクロン株はこれまで南アフリカで見つかり、その後欧州、そして日本やアメリカなど43の国と地域で感染が確認されている(12月5日現在)。 11月30日には新型コロナワクチンを製造しているアメリカのモデルナ社のステファン・バンセルCEO(最高経営責任者)は、「既存のワクチンはオミクロン型に対する効果が低いと予測する」と発言し、第6波への感染拡大懸念から金融市場で世界的規模の動揺が広がった。
本文:2,518文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
中井 裕幸