早実・宇野真仁朗

　日本高野連は１日、ホームページで「プロ志望届提出者」を更新し、高校通算６４発を誇る強打者で、侍ジャパン高校日本代表として９月のＵ－１８アジア選手権に出場した早実・宇野真仁朗内野手（３年）を新たに公示した。 　名門で主将を務めた宇野は右打ちのショートで、木製バットを操っての打撃が持ち味。春の都大会で３発、この夏の西東京大会でも満塁弾を含む２発を放ち、木製でも計１６本塁打をマーク。９年ぶりとなる夏の甲子園出場の原動力となった。 　聖地では初戦の鳴門渦潮（徳島）戦で２回２死満塁、左翼フェンス直撃の走者一掃逆転二塁打を放つなど、３安打３打点。１６強入りに貢献した。 　木製への対応力に加え、遊撃の堅実な守備と俊足もプロのスカウト陣から高い評価を受けてきた。 　プロ志望届を提出か、進学か。台湾から帰国後、熟考を重ねてきた結果、プロの道へ進むことを決断した。運命のドラフト会議は１０月２４日に行われる。 　◆宇野　真仁朗（うの・しんじろう）２００６年７月５日、千葉・浦安市生まれ。１８歳。小４で浦安ベイマリーンズで野球を始め、６年時にジャイアンツジュニアとＵ－１２日本代表に選出。日の出中では市川シニアに所属し、３年時にシニア日本代表。早実では１年春からベンチ入り。５０メートル６秒１。好きな言葉は「全力は美なり」。１７８センチ、８１キロ。右投右打。