【Krush】三冠王・永澤サムエル聖光が初参戦「タイトルを総なめにしてやる」、迎え撃つ里見柚己「負けたらKrushがナメられる」
2024年8月18日(日)東京・後楽園ホール『Krush.164』の対戦カード発表記者会見が、7月2日(火)都内にて行われた。 【写真】太々しい態度で参戦の挨拶をする永澤 Krushライト級3分3R延長1Rで、里見柚己(team NOVA)vs.永澤サムエル聖光(林商店)が決定。 サウスポーの里見は2019年8月にベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて2021年7月・9月の「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」では川崎真一朗にKO勝ち、弘輝に判定勝ちで決勝へ進出するも瓦田脩二に敗れて戴冠ならず。2022年8月には元スーパー・フェザー級王者の西京佑馬に判定勝ち。2023年6月、1月に無効試合となった大沢文也との再戦で勝利し、第8代Krushライト級王者となった。しかし、9月のK-1で伊藤健人にKO負け。2024年2月のタイトルを懸けた再戦でもKO負けを喫し、王座を奪われた。戦績は19勝(8KO)12敗1分1無効試合。 永澤は新日本キックボクシング協会で日本ライト級1位まで昇りつめ、トップランカーとして活躍。ジャパンキック旗揚げ後は2020年1月大会で興之介を右フックでマットに沈めて第2代ライト級王座に就き、9月にはNJKFで鈴木翔也からダウンを奪っての判定勝ちでWBCムエタイ日本統一バンタム級王座も獲得。2022年7月にWMOインターナショナル王座決定戦をコンデートと争い、判定勝ちで三冠王となった。2023年11月にはボム・ピンサヤームとドロー、2024年2月のRWS JAPANでイサンヌアに判定で敗れた。戦績は28勝(12KO)11敗4分。 所属ジムを変え、Krush初参戦となる永澤は「ボクシングの練習もしていて元WBO世界フライ級王者の木村翔さんに教わっていてパンチも仕上がっているので、いいKO勝ちを見せられると思っています。里見選手には俺の踏み台になってもらってK-1・Krush最短で王者になりたい」と、Krush・K-1侵攻を宣言。 迎え撃つ里見は「前回ベルトを獲られてそこから考えさせられることもあって。でも下を向くことなく、すぐ前を向いてまた頑張ってきました。こんなところで負けていたらKrushがナメられるので、レベルが違うぞってことを見せつけたい」と言い放つ。 互いの印象を聞かれると、永澤は「元王者ということと、左のパンチめちゃ強いと思う。動画を見たけど腹で倒れている試合があって大丈夫かなって。俺のパンチが当たったらヤバいんやないかと思いますね。復帰戦らしいので、また病院へ行ってもらおうかなって感じです」と太々しく答える。 里見は「高校生でプロになった時に同じ団体で試合をしていたので見ていました。強いのは昔から知っていましたが、10年前の話なので今はレベルが全然違う。逆に効かせて倒してやろうと思います」と、倒すのはこっちだと返答した。 永澤はKrush参戦を選んだ理由を聞かれると「元々、格闘技を始めたきっかけがK-1だったので。前のジムを辞めてどうしようかなって。SNSでフリー宣言したら声をかけてもらったので、じゃあここで暴れてやろうと思いました」と説明。 これまでヒジ打ちあり、首相撲ありの純キックボクシングルールで試合をしてきたが、「ヒジなしとかあまり関係ない。スタイル的にヒジはあまり打たないし、パンチが得意だし関係ないですね」と、K-1ルールにも自信があるとする。 里見は“外敵”を迎え撃つ気持ちを聞かれて「こんなところで負けているようなら間違いなくベルトを巻いた人間として他団体にナメられるし、Krushで戦っている選手に申し訳ない。相手はベルトを3つ巻いて凄いとは思うけれど、レベルが全然違うことを証明しないといけない。その前に盛り上がる試合を見せたいと思っています」と、Krushを背負って戦うつもりだとし、いつも通り盛り上がる試合をすると答えた。 伊藤に連敗を喫し、タイトルを失ったことには「前回はすぐに終わってしまったんですが、勝ちに徹するより勝ち方を優先してしまって、何が何でも倒して勝たないといけないって気持ちが出てしまいました。チームのみんなと話して今はいろいろな環境で練習させてもらっています」と、失敗を糧にしているという。 永澤はK-1グループでの目標を聞かれると「タイトル戦線に食い込めるなら最短で。あとK-1MAXにも参戦したいですね。K-1に憧れて格闘技を始めたのはあるので、そこでオファーがかかったのも何かの縁があると思うのでタイトルを総なめして一番目立ってやろうと思っています」と、KrushとK-1の王座を獲ることだとした。 里見は「必ずもう1回ベルトを巻かないといけない。そのために1試合も落とせないので、しっかり勝って行って取り戻したいです」と王座奪還を目指す。 最後に永澤は「今回の試合で一番目立ったKO勝ちをするので、その時に知ってもらえればいいと思います」、里見は「必ず他団体から来た選手をしっかりKOして、この一戦は自分の復活の試合だと思っているので、しっかり復活するので楽しみにしていてください」とメッセージを残した。
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