アイシティ売り場充実へ ヨーカドー・パルコからショップ移転 長野県東筑摩郡山形村
百貨店の井上(長野県松本市深志2)は、東筑摩郡山形村の大型商業施設・アイシティ21に、ベビー用品店やドラッグストア、紳士服や婦人服のショップを新設する。来年3月末の松本駅前の本店閉店に伴いアイシティ21の売り場を充実させる狙いで、同4月18日の新装オープンを予定する。 ベビー・キッズ用品店のアカチャンホンポは、1月13日に閉店するイトーヨーカドー南松本店(松本市高宮中)から移転し、3階にテナントとして入る。2月末に閉店する松本パルコ(松本市中央1)で営業する紳士服のTAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)とNICOLE(ニコル)のショップも新たに2階に入る。 パルコの1階の婦人服・INDIVI(インディヴィ)と、井上本店の婦人服・UNTITLED(アンタイトル)の2ブランドを取り扱うショップも新設。ドラッグストアのマツモトキヨシは1階に入る。紳士服や婦人服のショップは、新装オープンに先立って3月中にオープンする見込みだ。 現在、アイシティを訪れる客は50~60代が最も多いが、新装オープンにより40~50代を集客し、さらに若い子育て世代の顧客獲得も狙う。井上博文副社長は「それぞれのブランドのお客さまをつないで、3世代が楽しめるショッピングセンターを目指したい」と力を込め「来春以降も食料品売り場のリニューアルを視野に入れ、求められる店として展開していきたい」と話している。
市民タイムス