鈴鹿サーキットに歴代F1マシンなどが集結 ── モータースポーツファン感謝デー
三重県の鈴鹿サーキットで7日、「モータースポーツファン感謝デー」が開催され、F1マシンや国内レース車両の展示走行が行われました。今年のテーマは、今シーズンからホンダがイギリスのF1チーム「マクラーレン」にパワーユニット供給を開始することを記念して「ホンダF1復活祭」と名付けられました。毎年モータースポーツのシーズン開幕直前に行われることが恒例となっているこのイベントの様子を見てみましょう。
日本中が注目したあのマシンも? F1マシンが一同に展示
この日のために、栃木県の「ホンダコレクションホール」などに収蔵されているホンダの歴代F1マシン35台が鈴鹿サーキットに集結。今シーズンからのホンダのF1復帰を祝って一堂に展示されました。歴代F1マシンに加えて、2015年シーズン用のパワーユニットをテストするために2014年末のテスト走行で使用されたマクラーレン・ホンダ「MP4-29H」も早速登場。第四期の幕開けとなるマシンの展示に、多くの来場者が足を止めて見入っていました。
サーキット上では、アイルトン・セナ全盛期のマクラーレン・ホンダ「MP4/4」「MP4/5」「MP4/6」の3台がデモ走行を実施。ドライバーにデイモン・ヒル氏とジャン・アレジ氏、そして中嶋悟氏を迎え、懐かしのエンジンが奏でる甲高いサウンドを鈴鹿の空へと響かせました。また、ホンダ以外にも日本人ドライバーと縁の深いF1マシンも登場。1990年の日本グランプリで日本人初の3位表彰台へ登った鈴木亜久里氏は、当時のラルース・ランボルギーニを操り、かつてのシーンを再現していました。
チャンピオンマシンとモンスターマシンの登場で湧いた2輪車展示
2輪車の世界最高峰レースである「ロードレース世界選手権(MotoGP)」。2014年はホンダ勢とヤマハ勢が上位を占めた同シリーズからは、ホンダの2014年チャンピオンマシン「RC213V」とヤマハの「YZR-M1」、そして今シーズンからMotoGPへ復帰するスズキの新マシン「GSX-RR」が登場。3台でのデモ走行を行いました。 また、カワサキが2014年に発表した「Ninja H2R」も登場し、デモ走行を披露しました。近未来的な外観に川崎重工グループの技術を生かした300馬力のエンジンを搭載し、最高時速は320キロと言われている同車は、公道走行可能なモデルが今年3月に日本に投入されます。