牛奥小羽が4種目出場へ 逆境の中、体操女子日本代表4人が抱負「チームのみんなで力を合わせて」【パリ五輪】
パリ五輪に出場する体操女子日本代表の岸里奈、岡村真、中村遥香、牛奥小羽が現地時間7月28日、会場のベルシー・アリーナで行われる団体予選に臨む。 【画像】セーヌ川で行われたパリ五輪・開会式の模様をお届け!ジダンとナダルの共演やレディ・ガガの起用、セリーヌ・ディオンに生首の歌唱も 喫煙・飲酒行為の発覚を受けてエースの宮田笙子が代表を辞退することになったが、補欠として合宿地に帯同していた杉原愛子との入れ替えを行うことはできなかった。 なぜなら、五輪出場選手のエントリー期日が過ぎている上、選手の入れ替えに関しては病気、けがなど、ドクターの証明があっての交代しか認められていないためだ。これにより日本は、5人から1人減って4人で団体戦に臨まなければならなくなった。 最年長の牛奥は跳馬のスペシャリストだが、1種目から急きょ4種目への出場を余儀なくされ、苦手種目も行わなければならなくなった。厳しい状況だが、『日本体操協会公式X』は4人の五輪に向けての抱負を動画の中で紹介している。 牛奥は動画の中で「みんなで目標として掲げている団体でメダルを獲得というのを第一に、チームのみんなで力を合わせて楽しみながら試合ができればいいなと思います」と、チームワークで勝利をつかみたいと語った。 中村は「(五輪への抱負は)団体でメダルを取ること。しっかり貢献できるように得意種目で自分らしい演技ができるように頑張りたい」と決意を述べた。 同じく、岸も岡村も団体でのメダル獲得を目標に掲げた。岸はさらに「個人でも決勝に残ることが目標なので、自分のできることをすべて出し切って、自分を信じて演技をしたい」と話し、岡村は「自分の得意なところで役割を果たして最高の演技ができるように頑張りたい」と意気込んだ。 逆境の中、1964年東京五輪銅メダル以来となる60年ぶりの五輪団体メダルを目指す4人。何よりも大舞台で悔いのない演技を期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]