ベトナム、11月輸出は前年比+8.2% 鉱工業生産は+8.9%
[ハノイ 6日 ロイター] - ベトナム統計総局(GSO)が6日発表した11月の輸出は前年同月比8.2%増の337億3000万ドルとなった。電子機器と衣料がけん引した。鉱工業生産は前年比8.9%増だった。 輸入は前年比9.8%増の326億7000万ドル。貿易収支は10億6000万ドルの黒字となった。 11月の消費者物価は前年比2.77%上昇。1─11月の平均上昇率は3.69%で、政府が設定した今年の目標上限の4.5%を下回った。 11月の小売売上高は前年比8.8%増。 1─11月の海外からの投資は契約ベースで273億ドル。シンガポール、韓国、中国がけん引した。 調査会社オックスフォード・エコノミクスは6日、来年のインフレ率が3.5%にやや鈍化すると予想。今年は3.6%と見込んでいる。 同社は「ドル上昇によるドン安とインフレ加速の可能性があるものの、当局は通貨防衛を継続する可能性が高い」とした。 経済成長率については今年が6.7%、来年は6.5%と予想している。