“噛み癖”がある11歳の犬をトレーニングで奮闘中!元ガールズケイリンのドッグトレーナー「必ずどんな年齢の子でも変われる」
元ガールズケイリン選手・高木真備さんのコラム。毎月競輪に関する話題と、動物保護活動に関する話題をお届けしています。今月の動物保護パートでは、新しく始めた「預かりボランティア」の経過をお話します。
大人のわんちゃんでも“お座り”ができるようになるんです!
以前netkeirinさんのコラムでもお話した、預かりボランティアの経過についてお伝えします! 私は今、保護犬の譲渡先のおうちが見つかるまでわんちゃんをお預かりする「預かりボランティア」をしています。 わんちゃんの中には、ちょっとした問題行動があってなかなかおうちが見つからない子もいます。そこで、ドッグトレーナーになるために学んだことを生かし、わんちゃんの問題行動を改善して、新しいおうちが見つかりやすくなるように支援ができたらと思ったのがきっかけです。いろんなわんちゃんと関わることで私自身もドッグトレーナーとして経験させてもらっています! 1匹目にお預かりしたのは、黒いチワワのちこちゃん。この子は一度「会いたい」と言ってくれた方がいたのですが、当日になってキャンセルになってしまって……今も、SNSなどで里親さんを探している状況です。 ちこちゃんは12歳ですが、できる範囲でトレーニングをしています。トレーニングをすることで、例えばお座りができるようになったら、わんちゃんが興奮しちゃっても“お座り”を命じることで落ち着くことができるというメリットがあります。でもそれだけではなく、わんちゃんが“お座り”を覚える過程で飼い主さんとのコミュニケーションを楽しんだり、信頼関係を深めたり……という面もあるんです。 トレーニングというと厳しそう! というイメージもありますが、全然そんなことはないんですよ。トレーニングしていくうちにわんちゃんが飼い主さんの目を見て「次なにする!?」と嬉しそうに誘ってくれるようになったりするんです。おやつも貰えますしね! 最初はお座りができなかったちこちゃんですが、今ではお座りができるようになりました! あと、災害時にも役立つ“ハウス”も覚えました(避難所などで、ハウスの指示でクレートに入ることができると、わんちゃんが安心して過ごせるんです)。 “お座り”や“待て”などは子犬しか覚えられないというイメージもありますが、チコちゃんのような大人のわんちゃんでも、トレーニングをすることで変わることができます。年齢は関係なく、どれだけ密に関わっていくかが大切なんです。このことを皆さんに伝えたくて、SNS (インスタグラム)にちこちゃんの動画もあげているので、良かったら見てみてください!!