玉木宏「子どものお弁当を作ることもあります」リアルな子育てエピソード明かす
俳優デビューし、今年26年目に突入した玉木宏。シリアスからコメディー、時代劇に至るまで、幅広いジャンルで活躍。さらなる進化を続けている玉木にインタビュー。 実生活では結婚をし、数年前に父親になった玉木が、父親としての思いやリアルな子育てエピソードなど、終始リラックスした表情で話してくれた。 【動画】玉木宏演じるシングルファーザーが検察に立ち向かう
子どもから教えられることも多く、それがきっと、今後の役にも反映されるはず
――新年一発目には主演ドラマが放送され、シングルファーザー役を演じる玉木さん。数年前には玉木さんご自身も、お子様が誕生されました。やはり独身時代と比べると、父親役を演じる際、何か変化を感じますか? 「そうですね。自分を犠牲にしても子どもの安全は確保したいなど、父親が家族や誰かのために行動を起こす気持ちは、とてもよく理解できるようになりました。特に日常を描く作品では、実生活が役に立っているなと感じる部分も多いです。例えば、子どものお弁当を作って見送るシーンは、僕自身もお弁当を作ることがあるので手際もわかります。 現場でも、子どもたちとすぐ仲良くなれました。子どもたちとお芝居していると、自然と優しい気持ちになります。やはり、自分に子どもができたことで変わったところが大きいのかなと。今までは子育ての経験がなかったので、振り返ると、子役の皆さんと接する時も、どこかぎこちないというか、無理をしていたように思います。でも今は、自然体で向き合えるようになりました」 ――仕事に対する考え方にも変化があったのでしょうか。 「20代の頃はあまり休む時間もなく、常に仕事のことで頭がいっぱいで、“自分がもう一段階上にいくためにはどうすればいいのか”ということばかり考えていました。人と会う時も、どこか自分の栄養材料として会っている部分があり、結局何もかもが自分中心というか…。 30代を経て今は、子どもが通う幼稚園で知り合った親御さんと一緒に遊ぶこともありますし、仕事とは全く関係のない時間を過ごすことが多くなりました。そうすることで、仕事とのバランスがちょうど良くなったような気がします。この業界以外の人と接する時間が増え、改めて“世界は人で成り立っているんだ”と感じるようになりました。“何のために仕事を頑張っているのか”と考えた時、すぐに“家族”と答えられる…それもものすごくありがたいことです」