〔ロンドン外為〕円、154円台前半(22日正午)
【ロンドン時事】週末22日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に安全資産としての円とドルが買われる中、方向感の欠ける展開となり、1ドル=154円台前半に上昇した。正午現在は154円27~37銭と、前日午後4時(154円26~36銭)比01銭の円安・ドル高。 持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、円は序盤弱含んだ。地政学リスクが高まる中、英国や欧州の経済指標が悪化したことを受け、欧州長期金利が低下。これにつれて米長期金利も下落し、円買い・ドル売りが進んだ。ただ、午後に発表される米経済指標を控えて様子見ムードが広がり、もみ合った。 対ユーロは1ユーロ=160円69~79銭(前日午後4時は162円13~23銭)と、1円44銭の大幅な円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0411~0421ドル(同1.0505~0515ドル)となり、2022年12月1日以来約2年ぶりの安値水準だった。 ポンドは1ポンド=1.2509~2519ドル(同1.2613~2623ドル)。