三代目JSB、超異例の”中5カ月”でドームツアー! 夢舞台は続く…ドームツアーファイナルで『KINGDOM』スタート発表
ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」が22日、通算7度目のドームツアー(4都市9公演)のファイナルを京セラドーム大阪で開催。来年5月から7月にかけてデビュー15周年を記念した新たなドームツアー「KINGDOM」を5都市で開催することを発表した。アーティストとして極めて異例となる、わずか”中5カ月”で2度のドームツアーを敢行する。 「行くぞ、ネクストステージ!」。アンコールの最後、ØMI(37)のシャウトともにメンバー7人がステージの奥へと落ちて消えた。しばらくの暗転に続いて流れた映像で、予告通りの”次のステージ”となるドームツアー開催が発表されると、ファン4万人が歓喜に沸いた。 来年11月10日に迎えるデビュー15周年を記念するツアーのタイトルは「KINGDOM」。5月24日のベルーナドーム(埼玉)を皮切りに、6月4~5日の東京ドーム、同14日のバンテリンドームナゴヤ(愛知)、同21日のみずほペイペイドーム福岡、7月2~3日の京セラドーム大阪の5会場で7公演を予定。ファイナルからたった5カ月後に次のドームツアーがスタートする。 この日の公演前にはNAOTO(41)と今市隆二(38)がメンバーを代表して取材に応じ、今市は「ドームツアー開催中に次のドームツアーのロゴが決まることは今までなかった。半年先にスタートするのは早いとは思うんですけど、しっかり準備ができているので逆に時間がありそうだなと。さらに幅を広げて新しいエンターテインメントを届けられると思います」と自信をのぞかせた。
NAOTOは「僕らも自分たちのグループを誇りに思ってますけど、ファンの人たちも僕たちにここまでの景色を見せてくれたっていう誇りを持って、15周年をMATE(ファン)と一緒にお祝いしたい。『応援してきて良かったな』って思っていただけるような集大成のライブにしたい」と抱負を語った。 ファイナルを迎えた今回のドームツアーは6年ぶりのオリジナルアルバム「ECHOES of DUALITY」を引っ提げて行われた。「二面性」をテーマにした世界観でアルバム収録曲の10曲全てを盛り込むなど普段の三代目の王道ライブとは異なる展開で新境地を開拓。次のツアータイトル「KINGDOM」は、メンバーとファンで一緒に築き上げた”王国”がコンセプトになりそうだ。 NAOTOは「過去を振り返るのじゃなくて、しっかり前を向いてその瞬間の僕らを見せたい」とし、今市も「ファンの方々とずっと15年歩み続けた上の王国なので、ファンの方をからめた、近い距離の演出があってもいいかなと」とプランを明かした。 まさに”SOUL MATE”と一緒に過ごす記念イヤー。恩返しと新たな挑戦が詰まった一年になりそうだ。 ◇ ◇ 11月16日に福岡でスタートし、ついに迎えた最終日。京都出身で準地元の山下健二郎(39)が「大阪ファイナル楽しんでいますか? ただいまー!」とあいさつすると、ファン4万人が「おかえりー!」と声をそろえた。 山下は「ありがとう、気持ちいいー」と全身で喜びを受け止めながら、「みんなー、こんな年末の忙しい中、有馬記念も気になるでしょ? 帰ってM―1(グランプリ)も見たいでしょ? そんな中、俺たちを選んでくれてありがとうございます」と感謝を伝えた。 ステージではアルバム収録曲のほか、メンバーの岩田剛典(35)が女優の比嘉愛未(38)とW主演するテレビ朝日系ドラマ「フォレスト」(来年1月12日スタート、日曜午後10時15分)の主題歌「What Is Your Secret?」、普段とは趣向を変えたR&Bバージョンの「R.Y.U.S.E.I.」、会場一体で踊って盛り上がる「Summer Madness」「Rat―tat―tat」など全28曲を披露した。
中日スポーツ