高級時計ブランド“レイモンド・ウェイル”は、ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ 2023の“チャレンジウォッチ部門”を受賞した“ミレジム”に、クロノグラフモデルの4バリエーションを追加した。

スイス・ジュネーブに本拠を置く高級時計ブランド“レイモンド・ウェイル”は、ジュネーブ ウォッチメイキング グランプリ 2023の“チャレンジウォッチ部門”を受賞した“ミレジム”に、クロノグラフモデルの4バリエーションを追加。2024年12月3日より販売を開始した。 【画像】4種類のバリエーション、デザインを見比べる GPHG2023受賞作“ミレジム”の新作は、1930年代のわずかな期間に製造されていたセクターダイアルをベースに、3時位置に30分積算計、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを搭載したクロノグラフモデルだ。

コレクションの特徴である時・分・秒の目盛りを異なるトラックに表示するセクターダイアルは、インダイアルからダイアル中央、アワートラックに向けて高さが増す一方、最も外側のミニッツトラックが外側に向けて緩やかに傾斜した3D仕様で、アワートラックが浮かび上がるような視覚的効果を得ている。 マット仕上げが施された三つのインダイアルは、ミニッツトラックを妨げないよう可能な限りダイアル外側にレイアウトされ、文字盤同様のセクターデザインにより視認性も高められている。 ケースは近ごろの潮流に沿った直径39.5mmで、ヘアラインとポリッシュの仕上げを使い分けることで、立体感なコントラストが与えられている。ヴィンテージ感のあるラグは、丸く仕上げた先端がケースバック側に大きく曲げられて、装着感が高められた。そこに、かつてのプラスチック製風防を想起させるヴィンテージデザインのサファイアクリスタル風防をあわせ、ミレジムらしいスタイルに仕上げられた。

心臓部は、信頼性の高いセリタ社製の自動巻きムーヴメントをベースとする“Cal.RW5030”を搭載。トランスパレントケースバックから、レイモンド ウェイルのイニシャルを象ったW字型ローターの動きをを鑑賞することができる。 ベルトはカーフレザー製とステンレススチール製のいずれかを選べ、文字盤カラーとの組み合わせにより4つのバリエーションが展開される。価格はレザーベルト選択時が59万4000円、スチール製ベルトは61万6000円だ。